フィギュアスケート/注目のフィギュアスケート選手情報

フィギュア界で静かな人気を集めているカルーザ選手(4ページ目)

世界選手権の下位グループなのに、ものすごくスムースな滑りで、観る人をうっとりとさせる、クリストファー・カルーザ選手(フィリピン)。四大陸選手権や世界選手権で彼に釘づけになった人も多いことでしょう。今回は、カルーザ選手のインタビューをお届けします。

執筆者:長谷川 仁美

試合より、まずトリプルアクセルを

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2010年バンクーバー五輪男子シングル金メダリストのエヴァン・ライサチェクと一緒に。

――カルーザ選手のスパイラルは、とても印象的ですよね。2014-15シーズンは、どの試合に出る予定ですか?
「今シーズン、試合に出て戦っていくのかどうか、まだわかりません。もちろん、試合にはすごく出たいんだけど、ISU(国際スケート連盟)の大会でレベルの高い選手だと認識されるためには、まずトリプルアクセルが大切。だから今、トリプルアクセル(を試合で跳べるようになること)に集中しているところです。(出たいと思ったら)試合には出られるんだけど、たとえすごくいい演技ができたり、すごく印象的な演技ができたりしたとしても、トリプルアクセルがないと、やっぱり(順位が)下のほうになるってこと、2014年(3月)のさいたまでの世界選手権でも証明されているし。だから、まずはトリプルアクセルをきちんと跳べるようになることに集中していこうと思っています」

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ラホヤ(アメリカ・カリフォルニア州)にて。

――ご自分はどんな性格の持ち主だと思いますか?
「自分らしくいることが大事だよね。僕は、完璧な人間ではありません。でもいつもgood personでいたいと思っています。僕はそういう人になりたいなあ」

 
今シーズン、試合よりもトリプルアクセルに集中したい、というコメントに少々驚かされましたが、彼の言う通り、試合でトリプルアクセルを確実に決めたら、一気に評価も高まるところまで来ています。

カルーザ選手の演技は、youtubeなどの動画サイトでも見ることができます。
おすすめは、彼のことをまったく知らなくても胸に迫ってくる、2013年四大陸選手権フリーの演技です(動画サイトでの検索時のキーワードは、「2013 4CC CALUZA FS」で)。4分半ほどの演技、ぜひ楽しんでみてください。
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