朝鮮王朝時代の名医の人生を描いた
大ヒット時代劇のリメイク『ホジュン~伝説の心医』
『オールイン』や『朱蒙』の脚本家チェ・ワンギュと、『宮廷女官チャングム の誓い』のイ・ビョンフン監督のタッグによって生まれ、韓国ドラマ歴代4位となる最高視聴率63.7%をたたき出した1999年の大ヒット時代劇『ホジュン~宮廷医官への道』。そのドラマを14年ぶりにチェ・ワンギュが自らリメイクした作品が『ホジュン~伝説の心医』です。ホ・ジュンとは低い身分から王を診る医官にまでのぼりつめ、ユネスコの世界記録遺産に登録された医学書『東医宝鑑』を編纂した実存の人物。ドラマにはその波乱万丈な道のりが描かれていますが、実はホ・ジュンに関して残された記録をもとにストーリーを組み立てたフィクションです。史実に忠実な王道時代劇よりも堅苦しくなく、言葉遣いも現代風にアレンジされているので、幅広い世代が楽しめる親しみやすいエンターテインメント時代劇。
サブタイトルの“心医”とは、患者を思う心を持った医師という意味で、患者のためなら自らが伝染病にうつることもいとわないホ・ジュンには、何度も苦難が訪れてはハラハラさせられるのですが、ピンチを乗り越えた時は気分爽快になります。『宮廷女官~チャングムの誓い』のチャングムのひたむきな姿に感動した人ならば、男性が主人公の本作にもハマること間違いなし。リメイク版にはオリジナルにはなかった幼少期のエピソードや人物なども加えられており、見たことがある人もない人も楽しめる内容になっています。