初心者は少額投資から始めよう
まいど、相場の福の神こと藤本です。今年からNISA(少額投資非課税制度)がスタート、株式投資を始めようとする方が増えてきています。株式投資で上手く成果を出すには、スポーツと同じで練習が必要です。初心者はいきなり大金で投資を始めるのではなく、少額から投資を始めて、自信がついてきたら徐々に金額を増加するのが良いでしょう。投資金額別に福の神がおススメの銘柄ベスト5をご紹介いたします。今回は、「福の神が選ぶ高配当2万円株ベスト5」です。最低投資金額
株式には、銘柄によって売買単位が決まっています。最低投資金額=株価×売買単位 で最低投資金額が決まります。売買単位は、原則100株または、1000株単位です。株式投資を行う際は、最低投資金額をまずチェックする必要があります。自分の投資金額の範囲内で買える銘柄を探しましょう。
2万円銘柄の選び方
今回は、最低投資金額が1万以上2万円以下の銘柄の中から、相場の福の神が選ぶベスト5銘柄をご紹介いたします。2014年7月11日終値ベースで、最低投資金額が1万以上2万円以下の銘柄は、86銘柄あります。
1万円銘柄と違い、極端な超低位株ではありません。2万円銘柄の選定基準は、NISA(少額投資非課税制度)での中・長期投資を考えて、高配当・資産割安株にしました。
具体的には、
予想配当利回り 2.0%以上で、資産面での割安さを重視してPBR(株価純資産倍率)が小さい順に5銘柄選択してみました。
YKT<2693>(東証JQスタンダード)
●福の神ワンポイントYKT<2693>は「産業の西と東を結ぶ架け橋」の中堅機械専門商社。円安で輸入機械の採算が悪化。東南アジア向けの販売に注力。前期は赤字でしたが、今期は黒字に復帰するようです。
●株式データ
株価 167円
単元株数 100株
予想PER(連)14.15倍
PBR(連) 0.37倍
予想配当利回り 2.99%
時価総額 約20億円
双日<2768>(東証1部)
●福の神ワンポイント双日<2768>は2003年に日商岩井とニチメンが経営統合した総合商社。国内外約450社の連結対象会社とともに、世界約50の国と地域に事業を展開する総合商社として、幅広いビジネスを展開。
●株式データ
株価 175円
単元株数 100株
予想PER(連)6.63倍
PBR(連) 0.48倍
予想配当利回り 2.86%
時価総額 約2,178億円
北沢産業<9930>(東証1部)
●福の神ワンポイント北沢産業<9930>は東京都渋谷区に本社がある業務用厨房機器販売の大手企業です。フライヤー・冷凍冷蔵庫などを外食、デパート、スーパーなどに販売しています。家庭用キッチン機器の輸入・販売も行っています。
●株式データ
株価 184円
単元株数 100株
予想PER(連)16.28倍
PBR(連) 0.43倍
予想配当利回り 2.72%
時価総額 約44億円
三井情報<2665>(東証2部)
●福の神ワンポイント三井情報<2665>は三井物産系列のシステム会社。企業や官公庁向けネットワーク基盤やコンタクトセンターシステムの構築に強みを持ったネクストコムと、主に企業システムの構築や保守運用を手がけてきた三井情報開発とが2007年4月に合併した会社です。
●株式データ
株価 169円
単元株数 100株
予想PER(連)33.14倍
PBR(連) 0.63倍
予想配当利回り 2.96%
時価総額 約200億円
イソライト工業<5358>(東証1部)
●福の神ワンポイントイソライト工業<5358>は耐火断熱れんがとセラミックファイバーに代表される耐火断熱材大手。アジア向けの販売に注力しており、海外売上高比率35%。
●株式データ
株価 188円
単元株数 100株
予想PER(連)9.64倍
PBR(連) 0.69倍
予想配当利回り 2.13%
時価総額 約46億円
組み合わせ投資と損切り
初心者がこの銘柄の中から、選んで株式投資を行う場合、可能であれば3銘柄以上を組み合わせて投資することをオススメします。また、買う前に、損切りポイントを決めておくべきです。初心者の場合、株価がいくらになったら売ろうと、○○万円儲かったら売ろうとか利食いのポイントは考えるのですが、損切りするポイントはあまり考えずに投資する方が多いです。
利食いの決め方は、シンプルです、「買った理由がなくなった時が売り場」です。株式を買おうと思う場合、何らか買おうと思った理由があるはずです。例えば、「株価指標が同業他社に比べて割安だ」と思って買った場合、思惑通り株価が上昇すると、割安でなくなっていくはずです。そうすると売り場ということです。
今回の場合、予想配当利回り2%以上の高配当銘柄を選択したので、株価が上昇して、予想配当利回りが2%を大きく下回ったり、減配・無配になって高配当利回り銘柄で無くなった場合は、買った理由がなくなったときになりますので、売り場になるでしょう。
是非、買う前に損切りポイントを決めて、複数銘柄を組み合わせて投資することをオススメします。
*株価は2014年7月11日終値基準です。
*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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