鉄道/鉄道デビュー・開業情報

新フジサン特急、フジサンキャラ新顔総出演でデビュー(3ページ目)

富士急行線の大月~河口湖を往復する「フジサン特急」は、富士山の世界遺産登録以来、沿線への観光客増加で人気を博してきたが、昨年、車両の老朽化のため2編成のうち1編成が引退した。その後継車両8000系が2014年7月12日よりデビューすることになったので、詳細をレポートしよう。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド


ゆったりした座席の自由席車両

自由席車内

自由席車は、すべて2人掛けシート


2号車と3号車は自由席で、通路をはさんで2人掛けシートが並ぶ。元々が特急車両なので、シートはゆったりしていて快適だ。
車椅子が利用できる2号車車端の席

車椅子が利用できる2号車車端の席


トイレのドアにもフジサンキャラ

トイレのドアにもフジサンキャラ

2号車の3号車よりには3人掛け席があり、車椅子スペースも用意されている。8000系はハイデッカー構造であるが、こことトイレはホームとの段差がない位置にあり、他の車内とは段差ができている。トイレは大型の車椅子対応タイプだ。3号車には、特にフリースペースはなく、ある意味小田急RSEの面影が色濃く残る車内といえる。全ての定員は160人。初代車両2000系(112人)に比べて40%増えたので、観光シーズンに満席で乗れない状況は少なくなるであろう。

「フジサン特急」の運行予定と料金

3号車先頭

3号車正面のフジサンキャラは1号車とは異なり目をつむっている


2000系

初代フジサン特急2000系も1編成は健在だ

7月12日からの運行予定は、フジサン特急平日5往復のうち、8000系は2往復、初代2000系3往復、土休日は、7往復中、3往復が8000系となる。7月の一部土休日は、さらに1往復走る場合と、JRの成田エクスプレス(NEX)が乗り入れる日があり、複雑なので、富士急のサイトを参照のこと。

フジサン特急は運賃の他、150~300円の特急料金が必要となる。1号車の展望車両に乗車のときは、さらに着席整理券100円が追加となる。また、富士山駅~河口湖駅のみ利用の時は、運賃のみで乗車できる。
詳細は、こちら
バラエティに富んだ富士急の車両

バラエティに富んだ富士急の車両


新車両のデビューにより、富士急の車両バリエーションは増え、乗る楽しみが増えたので、富士山周辺への行楽は渋滞のない富士急利用がおススメである。

フジサン特急の公式サイト

富士急行線のサイト

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