「Fairisia(フェアリシア)」は、Android 4.2を搭載し、メガハウスによるMVNOサービスのSIMカードを内蔵する本格的なスマートフォンです。玩具メーカーの視点により、子供の楽しみを叶えることと、親の子供の管理を両立したスマートフォンになっています。メガハウスは、昨年「tap me(タップミー)」という子供向けタブレットを発売し、好評のため、「Fairisia(フェアリシア)」を開発することになったそうです。
子供が夜中まで使って、スマートフォン依存症になってしまうのではないか、など、スマートフォンを使わせる上での悩みを解消するペアレンタルコントロール機能を持ち、使うアプリの制限や、端末ロック、位置情報取得など、親にとって安心なスマートフォンの仕様になっています。一方、子供にとっては、かわいいチャットアプリ、カメラアプリ、スタンプアプリなどを搭載し、Google Playにも対応していますので、通常のスマートフォンのアプリのインストールも可能となっており、通常のスマートフォンとして活用ができます。
対象年齢が10歳から13歳の女の子、ということで、本体の可愛いカラーリングと、別売りケースが用意されています。ホームメニューもカラフルになっています。一方、データ通信に関しては、月額定額2,390円(税抜き)で、1GBまで高速通信で、超過してからは200kbpsの制限がかかります。
「Fairisia(フェアリシア)」を写真にて紹介します。
使用するアプリの制限も可能です。
「Fairisia(フェアリシア)」を親のスマートフォンからロックをかけることができます。遠隔操作で初期化も可能です。ロック時にメッセージを親のスマートフォンから送ることができます。なお、ロック時はIP電話の着信ができません。
その他、キッズケータイモードを搭載し、8つの基本機能だけに絞ることもできます。ブルーライト管理機能もあり、目に優しい仕様です。バッテリーは、1350mAhを搭載し、連続待ち受け350時間となります。Androidのバージョンは4.2。
通話・通信に関しては、ドコモ回線のMVNOサービスとなり、3Gのみの対応で、LTEは利用できません。FOMAプラスエリアに対応しています。通話は、IP電話機能を使い、固定電話宛ては3分8円、携帯電話宛ては1分16円の料金となります。なお、SMS機能はありません。Bluetooth機能、テザリング機能も搭載しています。
端末購入時に、SIMカードは内蔵された状態で販売されます。無線LAN経由で、ユーザーIDやクレジットカード登録を行うことで、利用が可能になります。SIMロックはかかっていますので、「Fairisia(フェアリシア)」専用SIM以外は利用できません。
「Fairisia(フェアリシア)」は、「日本おもちゃ大賞2014」にて、イノベイティブ・トイ部門優秀賞を受賞し、注目されている商品。「Fairisia(フェアリシア)」は、全国のトイザらス他、玩具取扱店になります。価格は、22,990円(税抜)。
玩具店にて、3G回線を利用できる本格的なスマートフォンが販売される時代になりました。子供へのスマートフォン選びに悩んでいる親にとって、良い選択肢になると思われます。発売が楽しみです。