必見の観光スポットその2:県西部の伝統工芸
日本の釣り鐘のほとんどは高岡で生まれる
全国のシェア9割を誇る銅器や、国の伝統的工芸品として指定を受ける漆器でも有名な高岡、人間国宝や日展で活躍する芸術家が現役で欄間・獅子頭、天神像などの木彫り彫刻を行う井波(いなみ)など、伝統工芸の盛んな町が点在しています。
高岡市中心部には地元の伝統技術を集結した高岡大仏や、高岡銅器発祥の地でもあり古い町並みが魅力的な金屋町など、徒歩で見て回れる観光スポットもあります。
井波においては瑞泉寺(ずいせんじ)の門前に広がる石畳の街で、窓ガラス越しに職人たちが木彫りの彫刻を製作する姿をライブで観覧できます。予約をすれば、彫刻師と一緒に街並み散策も可能です。
芸術や工芸に興味のある方は、富山観光の際に立ち寄ってみてください。
伝統工芸を楽しめる主な場所
■高岡市金屋町
銅器や漆器などで有名な伝統工芸の町
古い町並みが美しいエリア。
住所:富山県高岡市金屋町
アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」下車→JR城端線「新高岡駅」乗り換え→「高岡駅」下車→徒歩20分
■井波八日町通り
町中に彫刻の工房が点在する
彫刻師の案内による町歩き、瑞泉寺(ずいせんじ)見物なども魅力。
住所:富山県南砺市井波、八日町
アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」下車→バス、またはレンタカーで50分
駐車場:本町通り交通広場市営駐車場利用30台(無料)
公式ホームページ
必見の観光スポットその3:世界遺産の集落、五箇山(ごかやま)
雪深い世界遺産の村
合掌造りと呼ばれる、傾斜角のきついかやぶき屋根が特徴の家が並んでおり、その住居には今もなお人が暮らしています。
岐阜県の白川郷にある合掌造りの集落の方が観光地としては大きく、お土産屋や飲食店なども充実していますが、富山の五箇山の方がいい意味でひっそりとしているので、豪雪地帯の自然と共生する人々の暮らしを間近に感じやすい利点があります。
冬の間に3m以上も雪が積もる山あいの集落で、人々がどうやって生活を続けているのか、思いをはせる場所として五箇山は必見のスポットです。
菅沼合掌造り集落の民家
住所:富山県南砺市菅沼
電話:0763-66-2468(五箇山観光協会)
アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」下車→JR城端線「新高岡駅」乗り換え→「城端駅」下車→五箇山行バス40分「菅沼」下車。もしくは「新高岡駅」から世界遺産バス1時間10分「菅沼」下車。あるいは「新高岡駅」からレンタカー。
駐車場:約30台
駐車料金:(大型車)3,000円 (小型・中型車)2,000円 (普通車・軽自動車)500円 (二輪車)100円
公式ホームページ
ライトアップされた合掌造りの村
住所:富山県南砺市相倉
電話:0763-66-2468(五箇山観光協会)
アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」下車→JR城端線「新高岡駅」乗り換え→「城端駅」下車→五箇山行バス40分「菅沼」下車。もしくは「新高岡駅」からバス1時間10分「菅沼」下車。あるいは「新高岡駅」からレンタカー。
駐車場:菅沼と同じ
公式ホームページ
以上、県西部に新設される「新高岡駅」周辺の観光スポットを厳選して紹介しましたが、いかがでしたか? 新高岡駅から北上すれば氷見や金屋町、南下すれば井波や五箇山があります。
また駅周辺には国宝の瑞龍寺(ずいりゅうじ)、氷見周辺には富山湾越しに北アルプスを一望できる雨晴(あまばらし)海岸などの観光地もあります。隣県の石川県の温泉街になりますが、能登半島の和倉(わくら)温泉には金沢よりも新高岡駅からの方がアクセスは便利です。併せて旅行の計画に入れてみてください。