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引退、休養……五輪後のオフのフィギュア選手たち

ソチ五輪の終わった今シーズンオフは、大きな変化のとき。フィギュアスケート界の様相が変わる時期を迎えています。

執筆者:長谷川 仁美

フィギュアスケートでは、五輪を軸とした4年間を1つの期間として捉えることが多々あります。そのため、ソチ五輪の終わった今は、「次のシーズンが始まる前の時期」であるだけでなく、「次の4年が始まる前の時期」でもある、特別なシーズンオフと考えられます。


競技会からの引退を決めた、日本の選手たち

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日本の選手の場合、大学卒業を引退のめどにすることが多いのですが、五輪が視野に入るようなトップ選手の場合、五輪シーズンを目安に選手生活を終えることも少なくありません。過去には、荒川静香、本田武史、中野友加里も、五輪シーズン終了のタイミングで新しい世界へと旅立ちました。

ソチ五輪が終わったこのシーズンは、織田信成、鈴木明子、安藤美姫などが引退を表明しました。彼らのようなトップ選手たちは、引退後も、プロスケーターとしてアイスショーなどでその姿を見ることができます。ですが反面、ぴりぴりとした競技会での競技人生を賭けた演技を見られなくなるのはやはりさみしく、心に穴があいたような気持ちになるものです。

さらに、全日本選手権で彼らに迫ろうとしていた中村健人、近藤琢哉、国分紫苑なども、2013-14シーズンを最後に引退することを決めました。テレビ放送されるかされないか……というところにランクする選手たちですが、ファンにはよく知られた存在。彼らもまた、小さなころにスケートと出合ってから、毎日毎日、早朝から深夜まで、氷の上で練習を繰り返してジャンプやスピンなどを獲得し、この冬を最後と決めました。
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