「PALETAS パレタス」のイートイン限定最新メニューと、知る人ぞ知る秘密あれこれ
「パレタス」に最近登場した注目メニューが、イートイン限定の「ブリュレ」シリーズ。「りんごブリュレ」は、カスタード味のベースにシナモンと薄切りのりんご入りで、表面をキャラメリゼして提供する、珍しいタイプ。イタリアのデザート“カタラーナ”をイメージして開発したそうです。
注文すると、まずは、フローズン・フルーツバーの上に、和三盆糖ときび糖をブレンドしたものを薄くのばします。そして、バーナーで熱したコテを押し当ててキャラメリゼする器具を使い、瞬間的に焼き目をつける技がお見事!大きく煙が巻き上がり、香ばしい香りが周囲に漂います。これを2回繰り返すことで、カリッと歯応えがありつつも、食べやすく割れる程よい具合のキャラメルがけが完成。瞬時に冷やされた薄いキャラメルの覆いがパリンと割れて、食感や風味のアクセントに。シナモンとりんごとの相性は特に抜群。アップルパイを思わせる、進化系のフローズン・フルーツバーです。
ぎっしり入ったフルーツ類ですが、そのまま凍らせただけでは、カチカチの硬い食感になってしまい、味も香りも感じられません。最近出版された「パレタス」のレシピ本『おうちで作るフローズン・フルーツバー』の中でも、その秘密が少し明らかにされているのですが、減圧調理器を使い、糖分を果肉や果皮の中に浸透させ閉じ込めることで、凍らせても歯触りのよい、果物らしい食感を保つことができるのです。また、フルーツの風味や色を損なわないよう、なるべく添加物も控え、独自の殺菌システムを開発したそうです。
「パレタス」には、全国各地の農家から、規格外品など流通が難しいものを使ってほしいといった問い合わせも多いそうで、そのような果物を大量に仕入れることで、これほど贅沢なフローズン・フルーツバーを作ることができるのです。今後は、使用素材も、100%国産フルーツでまかなうことを目指しているそうです。
「パレタス吉祥寺店」は、イートインスペースは店の外の一部のエリアのみですが、「パレタス鎌倉店」の店内は広々として、窓辺にはスタンディングカウンターや椅子も置かれています。鎌倉駅から徒歩数分のわかりやすい場所なので、鎌倉観光とあわせて、ちょっとした遠足気分でぜひ訪れてみてください。
さて、そんな鎌倉店と吉祥寺店の違いをもう一つ。各店の内装には、この店が生まれるきっかけとなった石垣島や、南国のフルーツの故郷を彷彿とさせる植物があちこちに配されています。そしてよく見ると、天井や壁にフルーツの模様が。鎌倉店では原点とも言うべきパイナップル。そして吉祥寺店は柑橘の模様。となると、7月にオープンする3号店はどんな模様になるのでしょうか……?注目したいですね。
さらに、店員さんのエプロンの柄にも違いがありました。基本的には、鎌倉店はパイナップル柄、吉祥寺店は柑橘柄となっているそうです。こんな細かいディテールにもこだわっているのですね。
見た目の華やかさはもちろん、食べやすさのうえでも最新技術による工夫を施した新ジャンルのフローズン・フルーツバーで、アイスキャンディー業界に革命を起こした「パレタス」。2014年のアイスキャンディーブームを牽引する存在として、今後も目が離せません。
<ショップデータ>
「PALETAS パレタス」
HP: http://www.paletas.jp/
<鎌倉店>
神奈川県鎌倉市御成町15-7 2F
電話 0467-33-5009
営業時間 10:00-18:00、夏季 10:00-19:00
定休日 月曜(祝日は営業)
<吉祥寺店>
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-6 1F
電話 0422-27-1590
営業時間 11:00-20:00
定休日 火曜(祝日は営業)
続いて次のページでは、あの人気ジェラートショップの、新作アイスキャンディーをご紹介します。