「PALETAS パレタス」でまず食べたいお薦めメニューは?
「パレタス」には25種類以上のフレーバーが揃い、季節で変わっていくので、何を食べようか迷ってしまいます。その中でも、まずお薦めしたいのは、「ミックスイースト」と「ミックスウェスト」の2種類のフレーバー。
「ミックスイースト」は、青森産のりんご果汁をベースに、赤いハーブティーに使われる沖縄産の “ローゼル”と、季節のフルーツとして、今はオレンジ、キウイ、パイナップル、りんご、ピンクグレープフルーツ入り。様々な果実の味がバランスよくブレンドされた、さっぱりとした爽やかな味です。
一方、「ミックスウェスト」は、大阪の方にはおなじみの名物「ミックスジュース」の味がベースで、みかん、バナナ、白桃入り。バナナの存在感があり、よりクリーミーでまったりした味わいが楽しめます。ぜひ一度、2本を食べ比べてみてください。
「パレタス」には、何種類か「イートイン限定」と書かれたフレーバーがあります。その一つ「ジャパンシトラス」は、文字通り、国産の柑橘果実を複数種類、贅沢に入れたもの。柑橘果汁のベースに、黄金柑、清見オレンジ、日向夏といった柑橘類が皮ごとゴロゴロとたっぷり。ところどころにカリカリとした種が入っているのは、これも国産となるパッションフルーツ果肉を使用しているため。爽やかな酸味が何ともいえず、夏にぴったりです。
イートイン限定になっているのは、このフレーバーは、工房併設の吉祥寺店で販売の合間に製造していて、テイクアウトのまとめ買いや通販に対応できるほど生産できないため、数量限定という意味だそうです。見かけたら、迷わず食べておきたいフレーバーですね。
クレープ生地に包まれたタイプもあります。「クレープシュゼット」はその名の通り、中身はオレンジの果肉入りミルクジェラート。自家製のクレープ生地には、バターと砂糖、オレンジ果汁、グランマルニエを煮詰めたソースを塗り、中のフローズン・フルーツバーを包んでいます。
「トマト&バジリコ」は、トマトペーストを加えたトマトジュースをベースに、湯むきした赤と黄色のトマト、レモン、バジル入り。甘いアイスというよりも、ガスパチョを思わせる料理のような味わいに衝撃を受けること間違いなしです。今年の夏は、“トマトスイーツ”に注目が集まっていますし、甘党でない方にもぴったり。試しておきたい一品ですね。
これらの品々は、テイクアウト用に30分までのドライアイスは無料。60分まで税込50円、90分まで税込100円で、別途、専用のテイクアウトボックスとドライアイス税込150円の購入で、最大120分まで持ち歩き可能だそうです。
ここで一つ、「パレタス」豆知識をご紹介すると、食べ終わった後の棒に注目。フローズン・フルーツバーのマークが刻印されていますが、実はこれ、1つ、2つとランダムで数が違うのです。稀に3つが出ることがあるので、当たった方には何か幸運が訪れるかも……。まるでおみくじや占いのようで、ちょっとした遊び心が感じられますね。
それにしても、皮付きの柑橘がこんなにゴロゴロ入っていて、苦みや食感の違和感もなく、丸ごと食べられるのは、一体、何故なのでしょうか?
次のページでは、そんな「パレタス」の製法の秘密や、あっと驚くイートイン限定メニューも作り方と共にご紹介。鎌倉店と吉祥寺店の違いや、ちょっとマニアックな見所もお教えします。