どうなる?日経平均株価
日経平均株価は5月中旬まで1万4000円台を推移していましたが、下旬から上昇に転じました。そして、1万5000円台にまで上昇し、6月は入ってからも1万5000円を維持する展開が続いています。上昇のきっかけが、NYダウが下げ止まって反転、上昇に転じたことだと言えます。NYダウはその後も順調に上昇を続け、現在高値更新を続けています。日経平均株価はというと、1万5000円台に入ってからは小動きに終始し、「日経平均株価はこれから上がるの?それとも下がるの?どちらなの?」と気になっている人も多いかもしれません。
日経平均株価のチャートを見る
まずは、日経平均株価の半年間の日足チャートを見てみましょう。2013年年末に高値1万6320円をつけた後は、ざっくり言うと下限が1万4000円程度、上限が1万5000円程度を目安にして下落と上昇を繰り返していることがわかりますね。
次に、下限あたりに下値支持線を、上限あたりに上値抵抗線を引いてみます。
株価が上限と下限の間を行ったり来たりしていることがわかりますね。この状態の株価のことを、「ボックス相場」もしくは「横ばい相場」という風に言います。
ボックス相場を株価が形成している場合、株価が上限のあたりで売却、下限のあたりで購入という風に取引を行うことができます。言うのは簡単ですが、実際に取引となるとなかなか難しいと感じる人も多いことでしょう。
ボリンジャーバンドに視点を変える
そこで、利用したいチャートが「ボリンジャーバンド」です。ボリンジャーバンドとは、ミッドバンドと呼ばれる移動平均線を中心に、上下にプラス・マイナス1σ、プラス・マイナス2σの、計5本の線(バンドと言います)で表示される株価チャートです。5本のバンドは、いつも同じ幅で表示されるわけではなく、バンドが広くなったり、狭くなったりし、バンドが広がった場合には新しいトレンドが発生したと考えられます。そして、バンドが一定の幅で水平な時期はボックス相場とみなすことができます。
丸印を付けました。ボックス相場の場合には、おおよそマイナス2σの辺りで購入すれば、プラス2σで売却することで儲けることが可能となります。
今後の戦略は?
さて、株価が今後上がるのか?それとも下がるのか?については、株価チャートを見る限り、判断がつかずは五分五分といったところでしょうか。このような場合、前述した上値抵抗線を上に突き抜ければ新トレンドが発生したことになりますし、下に押し戻されればボックス相場が継続ということになります。このような場合は、トレンドにつくという戦略が一番手堅いと言えるでしょう。
株価が今後どう動くのか、注目しておいて損はない時期だと言えるかもしれませんね。
◎チャートを使った分析法がわかる無料講座をプレゼントしています。こちらをクリックください。