愛染祭(あいぜんまつり)(大阪府大阪市)
593年に聖徳太子が開いたという伝説があり、「日本最古の夏祭り」との異名を持つ祭り。大阪では、この日から浴衣を着始めるということから、「浴衣祭(ゆかたまつり)」としても知られています。祭りの見どころのひとつが、「宝恵かごパレード」。昔は北新地などの芸者さんが、かごに担がれてお参りしたということが起源とされています。今では芸者さんの代わりに、公募で選ばれた「愛染娘(あいぜんむすめ)」(※写真)が担がれて、一大パレードとして祭りを盛り上げています。
宝恵かごパレードは6月30日の12:30に、あべのキューズモール3階スカイコート(JR天王寺駅付近)を出発、天王寺駅、アベノ地下センター(通称あべちか)をまわり、地上に出て天王寺公園前から愛染娘たちが駕籠に乗り込み(14:00頃の予定)、最終目的地の愛染堂に向けて北上します。
写真撮影のポイントは、出発式・駕籠に乗って北上する谷町筋、そして最大の山場が愛染堂境内での「駕籠あげ」。駕籠に載せられたまま愛染娘が高く担ぎ上げられます。
祭りは3日間、22:00頃まで行われ、境内周辺から地下鉄駅の周辺まで多数の夜店がたち並び、浴衣の季節を待ちわびた人たちで大変にぎわいます。また、7月1日夕方からは、境内奥の特設舞台にて「ミス愛染娘コンテスト」や「だんじり囃子の奉納」などが行われ、祭りの雰囲気を盛り上げてくれます。
■愛染祭
開催期日:毎年6月30日~7月2日(毎年同日)
会場:愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)
アクセス:地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅下車 徒歩2分
電話:06-6779-5800(愛染堂勝鬘院)
URL:http://www.aizendo.com/festival.htm
6月は夏のような暑さが出て、春の終わりと夏の始まりを実感させてくれる季節。
今回は紹介しませんでしたがこの時期、田植えの時期ということで、全国各地でお田植え祭が開催されます。また、北海道のYOSAKOIソーランなど、特徴的な祭り・イベントも行われます(YOSAKOI系の祭りについては改めてまとめて紹介させていただく予定にしています。ご期待下さい)。
ぜひ、祭りにイベントに、出かけてみませんか?