海外の最旬インテリアが集結！ミラノサローネ2014レポ(2ページ目)

ミラノサローネの醍醐味！ミラノの街歩き
「Fori Salone （フォーリサローネ）」

ミラノ市内の各企業の展示及びイベントを「Fori Salone（フィーリサローネ」と呼びます。ミラノの街全体がデザイン一色に染まり、インテリアショップやメーカーのショールーム、ギャラリーでさまざまなイベントが開催されます。ミラノ市内は4つのエリアで呼ばれています。


A) ZONA TORTONA & SUZPERSTUDIO
（ゾナ・トルトーナ　＆　スーパースタジオ）
B) TRIENNALE　（トリエンナーレ）
C) ZONA BRERA/PORTA NUOVA　
（ゾナ・ブレラ／モスコバ／ポルタ・ヌーヴァ）
D) SAN BABILA/DUOMO　（サン・バビラ／ドーモ）

A).工場の跡地や倉庫を再利用した地域！
ZONA TORTONA & SUZPERSTUDIO（ゾナ・トルトーナ　＆　スーパースタジオ）

ポルタジェノバ駅の周辺にあるトルトーナ地区は、もともと工場地帯だったが疲弊したため工場跡や倉庫をギャラリーとして再利用。サローネ期間には、インターナショナルな展示エリアとして最もアートスティックに盛り上がる地域です。また、歴史の匂いが残るナヴィリオ運河があり、ミラノの人気スポットしても人気があります。今年も、スーパースタジオをはじめとして、Moooi（モーイ）、Tokyo Designers Week（東京デザインウィーク）など話題騒然でした。

B).1930年代に創設された装飾芸術・工芸のための美術館！
TRIENNALE　（トリエンナーレ）

トリエンナーレ・デザイン美術館は、スフォルツェスコ城につながるセンピオーネ公園の西南側にあるデザインミュージアムです。1933年に建築家Muzio Giovanni（ムツィオ・ジョヴァンニ）によって設計された近代の装飾芸術と建築、デザインビジネスのためランドマーク的な存在です。今年も楽しい展示が、日本のCITIZENやアイシンのインスタレーション、イタリアのランブレッタ社のスクーターなどです。

C).ミラノの散歩に欠かせない！
ZONA BRERA/PORTA NUOVA　（ゾナ・ブレラ／モスコバ／ポルタ・ヌーヴァ）

ブレラ美術館の近辺は、石畳が続きひときわシックな雰囲気のミラノです。少し路地に入り込むと細い道が複雑につながり、あちこちにギャラリーや「INTERNI60フラッグ」を掲げたショールームが目に飛び込んできます。インテリア散策には欠かせない地域です。地元の人が通うレストランやカフェが多く、普段着のミラノを見ることができます。また、新しいスポットとしての話題は、ポルタ・ヌーヴァのエリア、ポルタ・ガリバルディ駅の周辺、ミラノエキスポ2015に向けてホテルや高層ビルが建築中です。

ミラノのドーモ周辺の中心街！
SAN BABILA/DUOMO　（サン・バビラ／ドーモ）

ミラノの中心であるドゥオーモとブランド街モンテナポレオーネ通りを結ぶこのサン・バビラ近辺はたくさんのショップがあり最も人通りも多い所です。サン・バビラの駅からのドゥリニ通りには、Cassina、B&Bなどのショールームが軒を並べているインテリア通りです。このエリアには、ミラノ大学があり、大規模な展示が話題を呼んでいます。

ミラノの街は建築工事が行われていて、あちこちでクレーン車を見かけました。まるで不景気からの脱出をはかるかのような元気のよいミラノです。来年開催される「EXPO Milano 2015」国際博覧会に向け、市内全体で盛り上がって居るようです。テーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」(Feeding the Planet, Energy for Life)となっています。

次回からは、ローフィエラ会場のミラノサローネ国際家具見本市、フォーリサローネの詳しい情報をお知らせします！

＜DATA＞
・ミラノサローネ国際家具見本市 Cosmit/Salone de Mobili. Milano
・フォーリサローネFuori Salone
※いずれも海外サイト