人としての資質を育む生野高校

大阪第3学区の人気進学校である生野高校。「剛健・質実・自重・自治・至誠」の「五綱領」を校訓として定める

大阪第3学区の人気進学校である生野高校。「剛健・質実・自重・自治・至誠」の「五綱領」を校訓として定める

生野高校の前身、府立第十二中学校は1920年、府立高津中学校内に併置開校された。翌1921年、生野区に校舎を建設し、府立生野中学校に改称。1948年の学制改革により府立生野高校として生まれ変わった。そして1969年、生野区から現在の松原市に広大な校地を求めて移転。このようなケースは、数ある公立高校の中でも珍しい。現在は、学校名こそ創立当時の所属地を思わせるが、地元トップ校として期待を集めている。

生野高校では、「剛健・質実・自重・自治・至誠」の「五綱領」を校訓として定めている。この「五綱領」を正しく理解させるため、同校では高校生らしい服装や頭髪、時間厳守、挨拶などの基本的生活習慣を徹底指導。さらには他人と自分が持つ人間としての権利を尊重し合えるようにと人権教育も実施している。

豊富な授業時間で「文武両道」を支援

「五綱領」を身につけさせる具体的な手段として、「勉学」「部活動」「学校行事」を三位一体に考え、「文武両道」をモットーとしている。これを支えるのが豊富な授業時間だ。生野高校では、2学期制を導入し、授業は70分×5限授業(週1730分)で府立高校最長の授業時間数を確保している。希望者対象には、土曜講習や早朝・放課後の講習も実施。この豊富な授業時間は3年生にとっても大きな恩恵を与えている。

なお、同校3年生の場合、12月初旬の後期中間テスト前にすべての課程が終了。そこで中間テスト以降は進路希望に合わせた講座別授業を設定し、生徒は必要に応じて選択が可能となっている。

部活動も非常に活発で、実に98%の生徒が加入。学校行事では、「合唱コンクール」が同校の伝統行事のひとつとなっており、まさに「文武両道」を希望する国公立大学進学を目指す生徒に適した学校であろう。