【2】パリージョ(カスタネット)
パリージョ

パリージョ 合成樹脂製(フィブラ)

先ほど小物の中で紹介しました。打楽器です。ざくろの木で作ったもの、布を圧縮して張り合わせたもの(テラ)、合成樹脂でできたもの(フィブラ)などがあります。2つで1対となり、左手でリズムをキープ、右手でリズムのバリエーションをつけるために使用します。

こちらも靴のサイズと同じように、手の大きさによって大~小まで、サイズがあります。手の中におさまる大きさのものを選びましょう。小さすぎても大きすぎても、うまくリズムを刻めないので、実際に着けてみると良いと思います。

 
私はフラメンコのリズムの刻み方を覚えるために、特にパリージョを、自分のレッスンの中で取り入れています。打楽器を使いながら踊るということは、足の動きもあるわけですから、手足バラバラになって難易度が高いです。ですが、このフラメンコ特有のリズムキープの訓練として、パリージョを練習するというのはたいへん有効と考えています。初心者の方は、まずこのパリージョを使った「セビジャーナス」という踊りから練習しています。

パリージョは、テラを使えば繊細な音色を、フィブラを使えば大きな音が出るなど、用途に合わせて使い分けたりしますが、初心者はフィブラで良いのではないでしょうか?フィブラは合成樹脂製ですので、最近では黒色だけでなく、いろいろな色つきのものもあるようです。黒檀で作ったもの、今では禁止されていますが、象牙で作ったものもあったようです。


【3】スカート
「ファルダ」という円形のスカートです。女性にとっては、フラメンコ舞踊の衣装の始まりといったところ。女性らしい踊りをするために、その扱い方を知る最初の道具です。

ファルダは足首まである長いスカートですので、足元が隠れてしまいます。足さばきなどの体の使い方を確認しにくいため、私は最初から身に付けてのレッスンはしていません。

ある程度踊りの形が身についてから、最後の仕上げのときに衣装を着用してもらいます。衣装を身に着けて踊るときこそ「舞踊」として形を作ることになるからです。裾のさばき方、効果的な衣装の見せ方で、女性らしい踊りを視覚的に学ぶ、という理由もあります。

ファルダも種類が様々あります。踊りの中で回転した時にふわっと広がり、女性らしい動きが出るものです。こちらも「フラメンコ ファルダ」と検索すると、練習用から舞台用までいろいろと出てきます。その中から、自分の身長に合った、扱いやすいものを選ぶと良いでしょう。