2014年の相場はどうなる? 今後の日本経済は?
各地で雪の被害が多発するなど寒い日が続いた2014年の年明けでしたが、春の便りとともに賃上げ、消費税引き上げ前の駆け込み需要による消費拡大など景気の良さを感じられるようになってきました。しかし日本株市場に昨年のような勢いがないためか、投資家の気持ちはいまひとつ盛り上がりません。まずは今年の投資環境についてファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんに解説していただきましょう。2014年の相場は底を打っている。悲観する必要なし
ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがNISA投資の極意を解説してくれました
消費税10%になる2015年10月までは景気は減速しない
3月は消費増税対策の駆け込み需要で、百貨店や量販店などが大変にぎわいました。しかし増税前の駆け込み需要が大きいほど、今後の景気への不安が大きくなります。「消費税10%の判断は今年末ですが、財務省は何としても10%に引き上げたいと考えているはず。ですから、増税後の景気の落ち込みを最小限にするべく、財政再建には目をつぶってさまざまな景気政策を出してくるでしょう。消費税8%の生活が始まり増税は影響が大きいことを人々が実感すると、来年10月の増税前は今回以上に備えようと考え駆け込み需要がさらに増大するはず。ということは、そこまでは個人消費を原動力に景気は落ち込まないと予想できます」(深野さん)
日本株はオリンピック前にピークを迎える?
では、消費税10%が実施される2016年10月以降はどうなってしまうのでしょう? 5年サイクルという仕組みになっているNISAにとっては、まさに逆風?「もちろん2016年は懸念していますが、いい材料もあります。2020年の東京オリンピックです。オリンピックという大義名分のもと、公共投資の予算付けができますから落ち込みはそれほどではないかもしれません。しかし、それは延命に過ぎませんからオリンピック以降は怖いですね。介護や福祉といったシルバービジネス系、あるいは少子化対策などに国がお金を使い、将来ビジョンが描ける政策が実施されれば変わってくる可能性はありますが……。株価を見ても、過去の例ではどこの国もオリンピックの2~3年前にピークをつけています。これを考慮すると、NISA口座でも利益確定を意識することが重要になると思います」(深野さん)
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取材・文/鈴木弥生 パネルデザイン/引間良基