4月は子供達にとって大きな変化の時期
桜の時期は出会いの時期であり、変化の時期
子供の成長は、一回乗ってしまえば何もしなくても自動的に上にたどり着くエスカレーターのようなものではなく、自分の力で階段を上っていくようなもの。足を踏ん張って、息を切らして、乗り越えるからこそ、成長につながります。つまり、成長はその子の踏ん張りや努力の賜物。
そういう視点で「4月」という時期を見ると、新保育園生、新幼稚園生、新一年生の心の状態をつかみやすくなります。どういうことかというと、パパやママが、我が子を見て「成長したなぁ」と感じる=子供達は自分の足で踏ん張って頑張った、ということ。
子供が必要とする距離感は日々変わる
「4月に入ったら、いつもより、抱っこをせがむようになったみたい」「これまでは1人遊びが出来たのに、最近すっかり『ママと一緒!』になってしまった」
今の時期、こんな風に感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。これは、一般的に言えば、「甘えん坊になった」という現象ですが、心理学的に言うと、その子が求めているママとの距離感が変わったと言えます。
子供が欲するママとの距離は、実は、日々変化しています。つまり、お子さんがどれだけママを欲するかは毎日変わるのです。
「これまでは平気だったのに……」
「昨日は大丈夫だったのに……」
これだと、過去の経験から子供を見てしまっていることになります。大切なのは「今」。今日学校から戻ったら、急にひざの上に座ってきた、抱っこをせがまれた。それが、今のお子さんが欲している距離感です。その距離を正確に感じ取ってあげることが、この時期のママの接し方の大切なポイントです。
>>次ページで、この時期におすすめのママの接し方をご紹介します。