長浜曳山まつり(ながはまひきやままつり)(滋賀県長浜市)
安土桃山時代、豊臣秀吉が初めての男子誕生を喜んで城下の人々にお金を振る舞い、これを元手に町民が山車を作ったのが今のような曳山祭りのはじまりだとされています。
この祭り最大の見どころが、豪華絢爛な曳山と子供歌舞伎。5歳~12歳の地元の男子が、春休みに入ってから約3週間にわたりみっちりと稽古を積んで、本番では曳山の前にしつらえた舞台の上で、大人顔負けのお芝居を演じます。毎年4つの町が当番制で、歌舞伎の有名な演目のなかから選んで上演します。
子供歌舞伎をじっくり見るなら、4月15日(毎年同日)の朝から行くといいでしょう。
長浜八幡宮で1番山が開始するのが、朝の9時55分。例年大勢の地元住民・観光客・カメラマンが詰めかけているので、早めに行くことをおすすめします。そのまま八幡宮に居ると、2番山、3番山、4番山の順番に歌舞伎の演目が上演されます。
上演が終わった山は町内2カ所を巡回して上演し、御旅所へと向かい、そこで夜の上演を行います。
参考までに、平成25年度の上演開始時刻は
八幡宮境内: 1番山 9:55 2番山 11:10 3番山 12:20 4番山 13:30
御旅所: 1番山 16:05 2番山 17:20 3番山 18:30 4番山 19:40
でした。
八幡宮または御旅所でじっとしていれば、4つの異なる演目を見ることができます。逆にお気に入りの演目や役者があれば、同じ山の動きについていくと最大4回同じお芝居を見ることができます。夕方の曳山に明かりが灯っているなかで上演されるお芝居は幻想的。スケジュールが許す限り、御旅所での夜の上演も見たいものです。
■長浜曳山まつり
開催期日:毎年4月13日~17日(子供歌舞伎上演はおもに4月15日)
会場:長浜八幡宮および市内各所
アクセス:JR北陸本線長浜駅下車徒歩約15分
電話:0749-65-3300(曳山博物館)
URL:曳山博物館