第4のエコカーとは?ディーゼル車の魅力

ここにきて軽自動車、コンパクトカー、ハイブリッドに続く第4のエコカーとしてディーゼルエンジンが伸びてきた。先日マイナーチェンジしたマツダCX-5の場合、依然として70%はディーゼルエンジンだという。改めてディーゼルエンジンの特徴と、エコカー度合いについて考えてみたい。
マツダ CX-5

マツダ CX-5

購入する上でのメリットは、車両価格に燃料価格を含めた「総合コストの安さ」である。CX-5のガソリンエンジンの燃費を10km/L。ディーゼルだと15km/L程度にした場合、10万km走った時の燃料コストはガソリンの150万円に対しディーゼル83万円ということになります。

車両価格を見ると、ほぼ同じ装備内容で38万8800円差。さらにディーゼル車だとエコカー免税やクリーンエネルギー車の補助金10万円の合計15万円も受けられるため約24万円差。ディーゼル車の方がオイル交換コストが多く必要ながら、それを入れても30万円高いだけだ。

この金額差、10万km走れば83万円浮くのだった。したがって4万km走ると車両価格が高い分はモトが取れ、それ以後、1万km走る毎に8万円分トクすることに。この点だけ取ってもディーゼルエンジンのメリットが解ると思う。CX-5を買うなら迷うこと無くディーゼルを選ぶべきだ。

ディーゼルエンジンを簡単に紹介すると、ガソリンより1リッターあたり25円程度安い軽油を燃料とするもの。ガソリンエンジンは点火プラグを使い爆発させるのに対し、空気を圧縮して高温になった状態で軽油を噴射して爆発させる。ガソリンエンジンより高い熱効率を持っているため燃費が良い。

10万km以上乗るなら断然ディーゼル車を選ぶべき

ひと昔前まで最大の弱点とされていた、臭い排気ガスや黒い排気ガスは『ポスト新長期規制』と呼ばれる最新の厳しい規制をクリアしているため、ガソリンエンジンと同等。アクセルを強引に吹かしても黒い煙も臭い排気ガスも出ない。また、振動も皆無に近く、車内は静か。

燃焼の関係で高い回転まで回らないものの(せいぜい4500回転)、ターボ過給しているためトルクが太い。CX-5の2.2リッターは42.8kgmという、ガソリンエンジン車なら4.3リッターエンジンに匹敵するトルクを出す。普通に走っている限り、驚くほどパワフルに感じることだろう。

数少ない弱点は、低い回転域でアクセルを踏んだ直後のレスポンスの鈍さ。ディーゼルに限らずターボエンジン特有の弱点と言ってもよかろう。1500回転以下だとアクセル踏んでトルクが出てくるまで2秒近くかかる。この点さえ理解して運転すればディーゼルエンジンって素晴らしい。

また、ガソリン車はマニュアルミッション車よりAT車の方が燃費が良い。けれどディーゼル車はアテンザやアクセラを見ても燃費が良いのはマニュアルミッション車。実用燃費で10%くらい良い。クルマの味を楽しみたいならマニュアルミッション車で乗ってみるのもいいだろう。

以上、ザッと説明してみた。もし10万kmくらい乗ることを考えているなら、アクセラもアテンザもディーゼルエンジン搭載車にしておくといい。日産エクストレイルも旧型のディーゼルエンジン搭載車を販売しており、思い切り値引きしてもらえば案外お得な買い物が出来ます。
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