インテリアを「後回しにしない」ことのメリットとは
家づくりのプロセスでは決めることが膨大にあり、インテリアはついつい後回しになるケースも少なくないようです。しかし、その結果、思わぬ落とし穴が発生してしまいます。「たとえば、家具のレイアウトを決めていなかったために、照明の位置がずれてしまう。選んだカーテンと窓の形状がミスマッチだが、もう窓の変更はできない、など…。逆に言えば、早くからインテリアを決めることで、理想のイメージを実現できる可能性が高くなるんです」。
お客様のイメージに合わせて、床や家具などのトータルコーディネートを提案
また、収納計画もインテリアコーディネーターの重要な仕事。着工前に具体的な収納計画を詰めておけば、住み始めてからの“しまった”を減らせます。“住みながら、ゆっくり片付けよう”と後回しにすると、モノが収まりきらずに困ることも。着工前に、収納場所や収納量、収納内部のつくりまで決めておけば、後で慌てることもありません。まさにインテリアは先手必勝だといえます。
さらに、早く決めるメリットは予算面にもあります。後回しにすると、インテリア分の予算が足りなくなり、せっかくの新居に素敵な家具が置けなくなるケースも。着工前にインテリアの予算取りもできていれば、後々安心ですね。
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「住友林業は“木”を大切にしている会社です。インテリアにも木の質感を生かし、そのよさを十分に引き出すことを意識しています。たとえば、無垢の床にチープな家具を置くと、床の存在感に家具が負けてしまうんですね。やはり、長く使える本物の家具を選ぶことで、インテリアとしての完成度も高まりますし、日々の暮らしの満足度も高くなると思います」。
なお、住友林業では年に数回、地域ごとに、さまざまな有名メーカーの家具を集めた“家具フェア”を開催。インテリアコーディネーターと一緒に実物を見ながら、イメージにぴったり合う家具を選べると好評です。
好きなものを選んで、理想のインテリアを形にしていくのは、注文住宅ならではの楽しさだといえます。家づくりの際は、経験豊富なインテリアコーディネーターがいる会社を選ぶことをおすすめします。