高校受験は中学受験よりも個人の素質や精神的な成熟度の差が出にくく、ポイントを押さえた中学校生活を送れば成功の可能性を高めることができます。中学校に上がる前に知っておきたいポイントを「部活」「学校の定期試験」「学習内容」の3点からお伝えします。

入部前のイメージと活動内容のギャップが大きい部活

吹奏楽部は文化系というより体育会系の部活という認識を持った方が良さそうです。

吹奏楽部は文化系というより体育会系の部活という認識を持った方が良さそうです。

どんな部活を選ぶかによって、中学校生活の過ごし方が半分以上決まるといっていいでしょう。それだけ部活は生活の中心になります。部活によって活動時間は大きく異なりますし、交友関係の大半は部活つながりになることが多いです。

さて、毎年中学に進級した新中1生に人気があり、かつ入部前のイメージと入部後の活動内容のギャップが大きい部活をご存知でしょうか。それは「吹奏楽部」です。吹奏楽に優雅なイメージを抱く人も多いのですが、吹奏楽部は肺活量を上げたり、体力を高めたりするためのトレーニングなどもあり、文化系というより体育会系の部活という認識を持った方が良さそうです。

また、ほとんどの部活は中3の夏の大会で引退するものの、コンクールが秋にある吹奏楽部の引退は11月過ぎになるところが多いです。部活引退と同時に勉強に本腰になる受験生が多い中、吹奏楽部員は部活と受験勉強の両立に苦労することも。

気軽に考えがちな仮入部ですが、多くの場合はそのまま入部することになります。慎重に仮入部先を選ぶ必要があります。

内申点は高校入試の一部

通信簿につけられる評点は、高校入試の合否判定基準になります。東京都のように中3の2学期の内申点のみが判定基準になるところが多いですが、中3になってから急に内申点を高めようとしても無理があります。中学に進級したら内申点を意識して積極的に授業を受け、提出物の期限を守り、定期試験の勉強を早めにスタートすることが高校入試の成功につながります。

英語と数学の重点ポイント

中学の新科目である英語と数学。最初は簡単なので軽く考えがちですが、すぐに難しくなります。中2になる頃にはこの2教科のいずれか、または両方が苦手科目になってしまう生徒が続出します。ただ、各科目ともに要注意単元がはっきりしているので、あらかじめ気をつけておき、その単元に入ったら他の単元よりも少しだけ復習に時間をかけることで苦手科目化を防ぐことは可能です。

英語は「代名詞」と「疑問詞」に注意!

中1英語の山場である「3単現のs」が重要であることは教える側も教わる側もわかっているので、意外とつまずく生徒は多くありません。それよりも気をつけたいのが「代名詞」の使い方。たとえば「Mikes brother」を代名詞で書き換える場合は「his brother」になるわけですが、これを「him brother」としてしまう生徒が多いのです。些細なケアレスミスに過ぎないと軽く考えていると、中2になって関係代名詞の単元に入ったときにわけが分からなくなってしまいます。代名詞の使い方、要注意です。

もうひとつの注意事項は「疑問詞」のある疑問文とその答え方です。疑問詞の文を作成するとき、疑問詞の後には疑問文が続くのですが、肯定文を書いてしまいがちです。また、「When~?」「Where~?」など疑問詞を使った疑問文の場合、答えの型が決まっていますが、この型を覚えずに次の単元の学習が始まってしまっている生徒が多いです。受験の頻出単元でもあるので、きちんと覚えておくといいでしょう。

数学は「文字式」と「一次方程式」に注意!

小学から中学に進級して最もハードルが上がるのが数学です。マイナスの概念が入ってくるので、具体的なものに置き換えて理解ができる算数とは答えの出し方がずいぶん変わってきます。

最初の単元である「正負の数」では複雑な計算は要求されず、大したことなく感じるかもしれませんが、「文字式」「一次方程式」の単元に進む頃には計算でつまづく生徒が増えてきます。

注意したいのは次の点。文字式の分数の計算では分母を残します。一方、一次方程式の分数計算では分母を外します。それぞれの単元が単独で出てくるテストであればさほど混乱することはありません。ただ文字式と一次方程式が合わせて試験に出されると、分母を残すか外すかがあいまいになってしまいがちです。

さて、いかがでしたでしょうか。高校受験を成功させるためにぜひ知っておいてください。

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