ディー・エル・イー<3686>東証マザーズ
■株式上場スケジュール(変更になる場合もあります)仮条件決定:3月6日 1050円~1200円
ブックビルディング期間3月7日~3月13日
公開価格決定:3月14日
申込期間:3月17日~3月20日
上場:3月26日
■株式データ
上場市場:東証マザーズ
設立年:2001年
従業員数:52名(1/31現在)
本社所在地:東京都千代田区麹町
上場時発行済み株式数:5,191,000株(別に潜在株式942,800株)
公開株数:1,301,000株(公募800,000株、売出501,000株)別にオーバーアロットメント195,100株
引受証券:野村(主幹事)、SBI、大和、いちよし、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBCフレンド、みずほ、エース、静銀ティーエム
仮条件:1050円~1200円
売買単位:100株
1株当たり利益(EPS)72.06円(今期会社予想)
■注目ポイント
福の神ポイント
・最大の注目ポイントは、同社のビジネスが、「スキマ時間」対応型であることです。現在、スマホなどで人気なのは、いかに「スキマ時間」を楽しく過ごすことが出来るコンテンツであるか。ガンホーオンラインの「パズドラ」の大ヒットのように、同社のファスト・エンタテインメント事業は、今後大きく伸びそうです。また、直接的に比較・競合する企業はない新規性も魅力です。
会社概要
・千代田区麹町に本社があり、キャラクターの新規開発およびマーケティング・サービスを提供しています。
・「ファスト・エンタテインメントカンパニー」を標榜しており、スマホ、ネットの普及で「いつでも、どこでも、すぐに」楽しめるコンテンツを企画・製作し、顧客企業に提供しています。
・ファスト・フードやファスト・ファッションのように手軽なエンタテインメントです。具体的には、「スキマ時間に楽しめ、容易に共有できるショート・コンテンツを、短納期かつ低コストで」提供しています。
・代表作は、TOHOシネマズで映画上映前に携帯電話の電源オフなど注意事項を呼びかけるマナームービーに登場する「秘密結社鷹の爪」です。
・ディー・エル・イーをひとことで言うと? 自由な会社 面白ければなんでもいい会社 (同社HPより抜粋)
経営者
・椎木 隆太氏 1966年生 ソニー出身。
タイミング・スケジュール
・前日25日みんなのウエディング、当日26日サイバーダイン、翌々日28日エスクロー・エージェント・ジャパンと新規公開が集中しています。
・3月上場では、同じ26日に上場するサイバーダインが最も注目を集めそうです。その影に隠れはしますが、同社も注目度が高く特に大きな問題にはならなさそうです。
テーマ
・「スマホ」「アニメ」「クールジャパン」「キャラクター」
新規性
・既存のアニメ会社とは、また違った視点でのサービスを提供しており、スマホ、ネットなどと親和性もあり、新規性は高そうです。
流動性・時価総額
・市場からの資金吸収額:1200円で決定したとして、16億円弱 軽量級で特に問題がなさそうです。
・上位10社内 ベンチャーキャピタル 2社 14.14% 極端にVCの保有率も高くなく、大きな問題はなさそうです。
相場の地合い
・基本的には良好です。
関連銘柄
アマナホールディングス(2402)<東証マザーズ> 予想PER(連結・倍) 45.3倍
ティー・ワイ・オー(4358) <東証1部> 予想PER(連結・倍) 11.4倍
■新規上場銘柄を買うには?
・基本的には、引受証券会社で口座を開設し、ブックビルディングと呼ばれる新規上場銘柄の需要調査に参加することで、新規上場銘柄に応募できます。
・ブックビルディング期間中に、あらかじめ決められた○○円~△△円という仮条件がありますので、その範囲で何円なら買いたいか、申し込み時に記入して応募します。
・但し、応募したすべての投資家に新規上場銘柄が配分されるわけではありません。その証券会社の持っている配分株数以上に応募株数があった場合は、抽選などによって配分されることになります。
・抽選に当たったら申込期間内に、あらためて申込みを行います。当選しても、申込期間内に申し込まなければ、キャンセル扱いとなるのでご注意ください。
■ワンポイント用語
新規上場に関する記事に出てくる用語は、投資初心者にとって判り難いものが多いです。1つずつ解説致します。
ベンチャーキャピタル(venture capital、略称VC)
未上場企業に投資し、投資した企業を上場(株式公開)させたり、他のファンド等に転売して利益を得ます。ハイリスクハイリターンを狙うアグレッシブな投資ファンドであると言えます。資金を投下するのと同時に、経営コンサルティングを行い、投資先企業の価値向上を図ります。
新規上場株の多くは、ベンチャーキャピタルから出資を得て、上場しています。上場時や、上場後は資金回収のため、保有株を売却することが多いので、このベンチャーキャピタルの保有比率が、上場後の売り圧力の大きさを算定する大きな要素となります。
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