中から、上から、お腹から
様々なスタイルで楽しむ東京の桜
お花見散歩や夜桜見物など、計画するだけでも心浮き立つ桜の季節が今年もやってきます。しかし花粉症の人にとってはつらいシーズン。桜の最盛期と花粉のピークが重なって、「とても花見を楽しめる気分じゃないっ」という方も多いことでしょう。そんなあなたへ! 屋内での桜関連イベントや、室内から桜を愛でられるスポットをピックアップ。六本木ヒルズ、東京スカイツリー、ザ・ペニンシュラ東京などなど、様々なスタイルで桜を愛でられる東京のスポットをご紹介します。江戸時代の桜の宴に招かれた?!
現代アート展『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』
水槽の中を優雅に泳ぐ美しい魚たち、それらを彩る幻想的なライティング・映像などを組み合わせた「アートアクアリウム」という分野を確立し、全国各地でアートアクアリウム展を開催して話題を集めているプロデューサー・木村英智さん。彼が桜の時期に合わせ、「江戸時代の日本橋のかぶき者の屋敷で開催されるアートな花見」というテーマで作り上げた展覧会が、コレド室町の日本橋三井ホールで開催されています。最大の特徴はなんといっても「本物の桜の花は一輪も使っていない」という点。江戸時代の貴重品を含む桜柄の着物をずらりと並べて桜並木を作ったり、江戸切子の技術で制作したガラスの桜の花びらとプロジェクションマッピングを融合させ映像世界を制作するなど、幻想的な桜のアートが次々現れます。
もちろん木村さんのアートアクアリウム最新作『江戸桜リウム』も登場。江戸切子のグラス約1000個で作り上げた「江戸切子シャンデリア」の下、巨大な桜の花弁をかたどった水槽「サクラリウム」の中で、桜錦や桜琉金、桜東錦など桜にちなんだ品種の金魚が幻想的に泳ぐという作品です。
この他にも和紙、陶器、漆器、日本酒など日本の伝統を今風にアレンジして桜を楽しむ仕掛けがいっぱい。入場チケットに、季節を感じる美しい和菓子とお茶、50分間お茶席スペースを使用できる特典がついた「『亀末廣』&『老松』&『福寿園』お茶席 VIP プレミアムチケット(3000円)」がおススメです。
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■江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町5階(入口4階) 日本橋三井ホール
TEL: 03-3270-2550(10:30~20:00)
入場料:一般 1000円/小学生以下 600円/3歳以下 無料
会期:2014年3月7日(金)~3月30日(日)
開催時間:11:00~23:00/最終入場22:30
(最終日のみ 17:00まで/最終入場16:30)
定休日:会期中無休
アクセス:東京メトロ『三越前』駅直結
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