ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

リートに幅広く投資するならETF?投資信託?

相対的に高い配当利回りを期待できるリート(不動産投資信託)に幅広く投資できるのがリートETF。インフレヘッジの手段や分散投資の補完役としても人気を集めています。一方で投資信託の世界にもリートファンドが存在しています。投資するならリートETFとリートファンド、どちらが良いのでしょうか?

執筆者:村岡 里香

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リートETFとリートファンド、コスト面で有利なのは?

人気のリートに投資するならETF?投資信託?

人気のリートに投資するならETF?投資信託?

リートETFとリートファンド、まずはコスト面を比較してみましょう。低コストが魅力のETFですが、最近はインデックスファンドにも低コストの波が広がっています。たとえば東証REIT指数に連動するETFである<1345>上場インデックスファンドJリートの信託報酬が年0.336%であるのにたいし、SMT J-REITインデックス・オープンでは年0.42%。昨年設定されたニッセイJリートインデックスファンドにいたっては、年0.38%とETFの安さにせまっています。ファンドの運用成果も下の表のようにETFとほぼ同じ。これではどちらを選ぶべきか迷ってしまうのは当然ですね。

※ETFは株と同様の売買コストがかかるが、MAXISJリート上場投信は、カブドットコム証券で売買コスト無料で取引可能。

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しかし、ここにきて新しくETFが2本上場し、コスト面での軍配はやはりETFに上がることに。今月上場した<1597>MAXISJリート上場投信の信託報酬は年0.2604%、来月上場予定の<1595>NZAM上場投信東証REIT指数は年02625%と、これまでのETFをしのぐ安さです。コスト負担が小さくなれば運用成果をアップできると期待でき、リートETFの注目度が高まりそうです。

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