段々とトレーニングも本格化してきたところで、今回は、ターゲット・トレーニングというものについて学んでみましょう。

これを教えておくと、基本的な行動はもちろん、トリックなどいろいろな行動を教える際にも応用でき、トレーニング自体がもっとしやすくなります。

=Index=
・ターゲット・トレーニングとは?
・ハンドターゲットの教え方
・ターゲットゲームと、ターゲット・トレーニングの注意点

“ターゲット・トレーニング”とは何?

ドッグウィスパラー山田りこさん
「ターゲットを用いることで、トレーニングの応用範囲も広がりますよ」(山田りこさん)。
ターゲットという言葉から、何かを目標・的にしているイメージを思い浮かべることができるかと思います。言葉のとおり、人間の手や体の一部、または物(例えば棒の先、フード容器の蓋、マットなど)をターゲットとし、そこに犬の鼻先や前足をタッチする(触れる)という行動・動作を用いてトレーニングする方法で、これを教えることをターゲティングと言います。その中で特に、人の手をターゲットとするものを、ハンドターゲットと呼びます。

まずは、このハンドターゲットに注目して、話を進めることにしましょう。

犬を動かしたい方向に動かすことができる

ハンドターゲットを教えておくことで、何がどういうふうに、トレーニングを楽にしてくれるのか?

実は、ターゲットがある方向に、犬を動かす・誘導することができるのです。一度これを覚えると、“オイデ”という基本的な行動から、“8の字くぐり”などのトリックを教えることはもちろん、何かを怖がるコの恐怖を軽減させるという、メンタル面が大きく作用する行動の修正にも応用することが可能になります。

言葉でこう書いただけではちょっとわかりにくいですよね? 次のページでは、ハンドターゲットの教え方を、写真を使って説明していきますので、そこからイメージしてみてください。