TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

新型トヨタ ヴォクシー/ノア試乗 ハイブリッドと比較(3ページ目)

実に7年近いモデルライフとなった先代からモデルチェンジされた新型ヴォクシー/ノア。口コミでも話題で、発売開始から驚異的な受注を獲得している。完成度の高さが光るが、ガソリン車とハイブリッドとの比較を含め、徹底解説!

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

気になるパッケージングも隙のない完成度

ハイブリッド・インパネ

シフトレバーが専用になるハイブリッド。メーターにはハイブリッドシステムインジケーターが備わる

室内の広さやシートアレンジなどもライバルをよく研究し、大きく進化している。ノンステップの低床フロアでとても乗降しやすく、1400mmの室内高もクラストップで、サードシートに座っても頭上まわりに閉塞感は抱かせない。

しかもサードシートは、膝が浮いてしまう「体育座り」になりにくい。ヒール段差がしっかりと確保されているため、大人でもきちんとした姿勢で座れるようになっているのだ。

7人乗りのキャプテンシートは、従来から300mmも延びて810mmの超ロングスライドに対応し、横スライドも可能で、しかも1本のレバーで操作できる。8人乗りの6:4分割チップアップシートは、560mmとこちらも不足を感じさせないシートスライドに対応している。

また、ハイブリッド仕様でもバッテリーを縦から横置きするなど配置を工夫することで、前後、左右方向のウォークスルーができるようになっている。

積載性も大きく向上

ノア・ラゲッジ

フロアが低くなり、大きな荷物も積載しやすくなっている。サードシートを薄型化することで荷室幅を拡大しながら、座り心地にも配慮されている

低床化されたのは室内だけでなく、荷室フロア高も従来よりも60mmも下がり、500mmと低い位置に設計されている。開口部も大きく、荷室幅も200mm拡幅されて1100mmもあるから自転車などの大きな荷物も積載しやすくなった。

また、100mm延びた全長により取り回しやテールゲートオープン時の使い勝手も気になるところだが、最小回転半径は従来モデルと同じ5.5mに収まっている。

テールゲートは、ヒンジが前に持ち上がるように動くためテールゲートを開けた際の長さは先代モデルよりも短くなっているという。これなら狭い駐車場などでの開け閉めも先代と同じような感覚でできるだろう。

ほかにも、広さを感じさせる2列目と3列目のフットスペースなど、ミニバンに求められる要素を全方位磨き上げた新型ヴォクシー/ノア。燃費ひとつ取ってみてもライバルを圧倒する快進撃は続きそうだ。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます