スマホの購入や固定回線もセットで考えて
端末価格でも割引が受けられます。たとえばドコモの「春の学生スマホ割」では、学生または21歳以下のユーザーがAndroidスマートフォンを購入すると、最大1万80円の割引に。またソフトバンクの「学生家族まるごと割」では、学生もその家族もiPhoneで最大5250円分、Androidスマートフォンで最大1万500円分、端末価格が割引になります。このように、端末の割引は各社がそれぞれ行っていますが、auでは、学生だけでなく25歳以下のユーザーとその家族を対象にした「U25家族セット割」というサービスを展開。iPhone、Androidスマートフォンともに最大1万円分(税抜)、端末価格から割引を受けることができます。
このほかドコモとauでは、サービスにも特典があります。ドコモでは「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」のうち2つに加入した学生に、月々のデータ量の上限を3ヵ月間1GB分増量。
またauでは、「auスマートパス」に加入した場合の情報料372円(税抜)が、2014年の12月分まで無料になります。「auスマートパス」は人気のスマホコンテンツが使い放題であるほか、試写会プレゼントやライブ先行予約、クーポンなどの会員特典が充実しており、スマホを使いこなすには便利なサービスといえます。
家族が新規やMNPではなく、機種変更する場合も割引が受けられるという点ではドコモがややお得かなという印象ですが、あとは3社ともほぼ横並び。ただし、家族全体での通信費を考えたときには、こうした学割キャンペーン以外に、固定回線とのセットで大幅な割引が受けられるauが、最もお得に利用できる携帯キャリアということになるでしょう。
「auスマートバリュー」は、自宅のインターネットや固定電話の回線を「auひかり」ほかの提携サービスにすると、スマートフォン1回線あたり月額1410円(税抜)の割引が受けられるというもの。たとえば家族4人の場合、月額5640円(税抜)通信費を節約できる計算になります。学割キャンペーンとあわせて活用すれば、大幅な通信費の節約が可能。一人分増える通信費の負担を、ぐっと軽減できますね。
最後に
学割の内容や端末割引の状況は、それぞれの家庭状況によって変わってきますので自分の使い方にあったプランを選ぶとよいでしょう。通信費の削減というポイントで考えると、固定回線とのセット割は割引金額も大きく、家族でキャリアをまとめると非常に有効です。まずは、自宅のエリアでどこの固定回線が使えるのかをチェックし、組み合わせることで割引が適用されるキャリアにすると一番お得になります。