銀行・郵便局/最短距離で貯める!銀行口座メソッド

貯める銀行メソッド1 貯まる流れを作る

銀行口座は、お金の通り道。お金がしっかり貯まる方向に流れるよう整えておくことが大事です。これとあわせて、進化する銀行サービスを使いこなせれば、最短距離での資産形成につながります。そのうち…なんて先延ばしにしないで、今日からさっそく始めましょう。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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お金まわりも片づけよう

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片づけが苦手な人はお金が貯まりにくい。私自身の経験と、長年の取材や相談にもとづく持論です。収入がたっぷりあれば、適当に、乱雑なままでも、余裕を保てるかもしれません。しかし、ごく普通の収入で、ごく普通の暮らしをしている人には、日々のちょっとした違いの積み重ねが、その後の資産形成に影響してきます。

銀行口座は、お金の通り道であり、自分の大事な資産を保管しておく場所でもあります。これをどう管理しているかは、その人のお金との付き合い方を象徴しています。

次のようなことに思い当るなら、銀行口座の整理整頓や、行動の見直しをおすすめします。
  • 通帳記帳はずっとしないまま、ATMの利用明細もちゃんと見たことがない。
  • 気が付くと財布の現金がなくなっているので、あわててATMに駆け込む。
  • コンビニATMで、いつも手数料を払ってお金をおろしている。
  • 引っ越しなどで、使わなくなった口座をそのままほったらかし。
  • 銀行口座の残高を把握していない。
  • ネット情報や雑誌で見て、よさそうと思った銀行に口座を作ったけど、使わないまま。
  • こまめに通帳記帳している割には、なかなか貯まらない。
  • スーパーは遠くても安いところに買い物に。銀行口座も複数持って、ATM手数料を節約するために、あちこちの銀行の支店を回る。
片付けや整理収納の本には、「動線」(どうせん)について書かれているものがあります。モノはなるべく使う場所の近くに、動線(その作業をするときの動き)に沿ったところに置くと、使いやすく、いったん片づけたものが、また散らかることを防げるという考え方です。

お金の管理も同じです。自分に合う銀行を選び、お金の管理がしやすく、自然と貯まるようなお金の動線を作ることです。手間をかけず、ストレスを感じずに、お金を貯めることができれば、自由な時間、楽しめる時間が増えます。

最新の銀行サービスを使いこなそう

銀行口座を活用して貯まる流れを作る際に、銀行サービスを上手に使いこなすことができれば、日々のお金の管理はさらに便利になります。この15年ほどの間に、銀行のサービスはどんどん進化してきました。

  • 種類と台数が増えたATM
  • インターネットバンキングの普及とサービス拡大
  • ポイント制や会員制サービス
  • 取扱商品の多様化
  • キャッシュカードの進化
  • 手数料や金利のサービス競争
  • クレジットカード会社や証券会社との連携
など。

銀行口座は、日常的な生活インフラであるため、いったん使い始めて自分なりの使い方のパターンが決まってしまうと、新しいサービスが提供されていることに気が付かないままになりがちです。

いつも使っている銀行のATMコーナーで目線を上げて、ポスターやパンフレットを眺めてみてください。ネットショッピングのついでに、口座を持つ銀行のサイトをのぞいて見てください。「えっ、こんなこともできたんだ」という発見があるかもしれませんよ。

銀行と銀行口座は、お金の管理をする上での、とても大事なパートナーです。人生が終わるその日まで、銀行口座とのお付き合いは続きます。もしかすると、夫(妻)よりも長い付き合いになるかも。

現在のパートナー(銀行口座)の個性を把握した上で、お金を貯めるために、しっかり働いてもらわねばなりません。

では次章から、具体的な銀行選び、動線の整え方、サービスの活用方法をお伝えしていきます。
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