北海道の観光・旅行/北海道の基本情報

冬の北海道旅行は何を準備すればいい?(2ページ目)

冬の北海道は慣れてない観光客にとっては極寒の地。旅行の際には寒さと雪への対策をしっかりしてくださいね。今回は、冬の北海道を旅する際のポイントをご紹介します。

執筆者:鹿島 千穂

足元は、「滑らない靴底」が基本

これも、ガイドが北海道に来て驚いたことのひとつなのですが、お店で売っている冬用の靴の底には、最初から大抵切れ込みが入っています。ごく浅いものから深いギザギザまで様々ですが、ブーツなどは何らかの形で滑り止めが付いているのが普通です。逆に、北海道で生まれ育った友人が東京でブーツを買おうとしたら、靴底がツルツルで驚いた!なんてエピソードを聞いて、お互いに笑ってしまったことも。

冬靴の底は滑り止めが付いている

冬靴の底は滑り止めが付いている

 
例年、12月中旬ごろには根雪(降り積もった雪が融けずに残ること)になり、春になるまで道路は長い間雪に覆われて凍結していますから、滑り止めなしでは歩くことができません。もし、あなたの靴の底がツルツルの場合は、そのまま雪道を歩くのは危険ですので、滑り止めを付けることをおすすめします。

簡易的なものですと、500円ほどでJRの駅や地下鉄の売店などで売っていますし、素材を選び、しっかり取り付けたい場合には、多少の待ち時間が必要になりますが、デパートの靴売り場や靴の修理店で対応してくれます。
デパートの靴売り場には色々なタイプの滑り止めがある

デパートの靴売り場には色々なタイプの滑り止めがある

また、歩き方にも少し気をつけてみてください。地面にかかとから足をつけると、ツルッと滑ってしまいますので、靴の裏全体で一気に地面を踏みしめるような感じ、地面にスタンプを押しながら行進するような感覚を意識して歩くと転びにくいですよ。

年明けには、北海道の冬のお祭りシーズンが始まります。札幌近郊では、2018年2月5日(月)~12日(月)はさっぽろ雪まつり、2017年2月9日(金)~18日(日)は小樽雪あかりの路、2017年1月26日(金)~2月18日(日)は支笏湖氷濤まつりなど、雪や氷を楽しむお祭りが催されます。冬の北海道旅行は、「寒くない格好」と「滑らない足元」がポイントです。しっかり準備して、楽しい旅を。そして、観光を楽しんだあとは、美味しいラーメンやスープカレーを食べて身体の中から温まり、風邪をひかないようにしてくださいね。
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