注目の4月権利の優待銘柄は？
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい4月優待銘柄をご紹介します。4月オススメ優待銘柄その1「くらコーポレーション<2695>」
【業務内容】くらコーポレーション<2695>は回転寿司チェーン。100円均一の「くら寿司」を展開しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】16万4100円（2014年2月6日時点）
【権利確定月】4月末日
【配当利回り】0.74％（2014年2月6日時点）
【優待内容】株主優待券（1枚500円）
100株以上 食事券 3枚（1,500円）
200株以上 食事券 6枚（3,000円）
1,000株以上 食事券 10枚（5,000円）
2,000株以上 食事券 20枚（10,000円）
※200株以上の株主様には、株主優待券に代えて自社オリジナル商品詰め合わせを選択することも可能
同社の株主優待は、所有株数に応じて全国の「くら寿司」で使用できる株主優待券です。回転寿司は、お子さんからお年寄りの方など幅広い年代から支持されています。優待内容が魅力的なだけに、権利確定日直前は投資家の注目度が高くなることが想定されます。権利確定日直前に買い付けして高値掴みをしないように注意が必要でしょう。では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、2月末に購入し、4月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
システムトレードの達人
勝率： 83.33 ％
勝ち数： 10 回
負け数： 2 回
引き分け数： 0 回
平均損益（円）： 46,489 円 平均損益（率）： 15.50 ％
平均利益（円）： 59,869 円 平均利益（率）： 19.96 ％
平均損失（円）： -20,408 円 平均損失（率）： -6.80 ％
合計損益（円）： 557,870 円 合計損益（率）： 185.96 ％
合計利益（円）： 598,686 円 合計利益（率）： 199.56 ％
合計損失（円）： -40,816 円 合計損失（率）： -13.61 ％
プロフィット・ファクター（総利益÷総損失）： 14.668
平均保持日数： 47.42 日
検証結果を見てみると、勝率は83.3％、1トレードあたりの平均損益は15.5％です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
4月オススメ優待銘柄その2「伊藤園<2593>」
【業務内容】伊藤園<2593>は、茶葉製品・緑茶飲料の製造販売国内最大手です。【単元株数】100株
【最低購入金額】21万1,190円（2014年2月6日時点）
【権利確定月】4月末日
【配当利回り】1.78％（2014年2月6日時点）
【優待内容】自社製品
100株以上 1,500円相当の自社製品
1,000株以上 3,000円相当の自社製品
※また、保有株数に応じて掲載商品を優待割引価格にてお求めいただけるパンフレットを送付。
同社の株主優待は、保有株数に応じた自社製品です。過去の株主優待では、「お～いお茶」や「充実野菜」等が送られています。なお、自社製品以外にも、優待特別割引で購入できるパンフレットももらえます。パンフレットに記載されている商品を保有株数に応じて特別割引価格で購入できます。野菜ジュース等を定期的に購入されている方にとっては、同社優待を活用してみてはいかがでしょうか。同社の株主優待は、個人投資家にとても人気が高い優待銘柄です。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、2月末に購入し、4月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
システムトレードの達人
勝率： 75.00 ％
勝ち数： 15 回
負け数： 5 回
引き分け数： 0 回
平均損益（円）： 17,104 円 平均損益（率）： 5.70 ％
平均利益（円）： 30,991 円 平均利益（率）： 10.33 ％
平均損失（円）： -24,558 円 平均損失（率）： -8.19 ％
合計損益（円）： 342,075 円 合計損益（率）： 114.03 ％
合計利益（円）： 464,867 円 合計利益（率）： 154.96 ％
合計損失（円）： -122,792 円 合計損失（率）： -40.93 ％
ＰＦ： 3.786
平均保持日数： 47.45 日
検証結果を見てみると、勝率は75％、1トレードあたりの平均損益は5.7％です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。権利確定日の前に、早めに優待銘柄に注目することで、高値掴みして、配当落ち後に損失を被るリスクが低くなります。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。4月は、1年の中でも優待権利が確定する銘柄が少ない月です。今回ご紹介した銘柄のような人気優待銘柄ほど、投資家の注目が集まる可能性が高く、株価が上昇しやすい傾向があります。早いうちに、好優待銘柄に先回りして、お得に優待銘柄を獲得することが出来るでしょう。
今回の検証は、あくまでも過去の株価データを用いた検証であり、未来の結果を表してはいません。しかし、株の売買を行なう際に、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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（このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。）
