ワンランク上の省エネ基準を目指す「グリーンスマート」
「2013年に住宅の省エネルギー基準が見直され、さらに、2020年度から『省エネ基準適合住宅の義務化』が始まろうとしています。住友林業ではいち早くこの性能を先取りした『グリーンスマート』を発表しました」と語るのは、注文住宅事業部 商品開発部の中野さん。住友林業 住宅事業本部 注文住宅事業部 商品開発部 マネージャー 中野邦彦さん
『グリーンスマート』では、最も熱の出入りの大きい「窓」にも注目し、複層ガラスの間に空気よりも熱を伝えにくいアルゴンガスを入れた『アルゴンガス入りLow-E複層ガラス』を標準仕様にするなど断熱性能に工夫を施しています。
「『グリーンスマート』は、高い断熱性能で家中どこにいても心地よく、さらに光熱費もぐんと抑えられる、住み手にもお財布にもやさしい住まいというわけです」(中野さん・以下同)
スマートハウスとしてエネルギーを賢く活かす
『グリーンスマート』は、その名にもあるように、太陽光発電システムを標準搭載し、毎日の暮らしに必要な電気を自宅でつくることができるスマートハウスです。また、ガスを利用して発電し、その時に発生する熱を給湯や床暖房に利用できる家庭用燃料電池『エネファーム』と組み合わせることで、光熱費やCO2排出量をより減らすことができます。ほかに、家庭用蓄電池や、電気自動車との間で電力を相互利用できる「V2H」も組み合わせ可能です。また、住まいのエネルギー管理を一括して行うのが、HEMS(ヘムス=ホームエネルギーマネジメントシステム)です。家庭内の電気消費量がリアルタイムで表示されチェックできるので、ご家族の節電意識も高まり、効率的な節電が可能になります。
「木の家」であることが、グリーンスマートの大切なポイント
『グリーンスマート』のもう一つ大切なポイント。それは、エコで再生可能な木を使った『木の家』であることです。木は、家の材料として加工される過程で使われるエネルギーやCO2排出量が他の材料と比較して少なく、また、鉄やコンクリートにくらべて熱を伝えにくいというメリットがあります。さらに、住友林業では自然の恵みを設計に生かす『涼温房(りょうおんぼう)』という独自の設計手法を取り入れています。これは、風の通り道や日差しの入りかた、木々の配置などを考え、冷暖房に頼り切らず快適に過ごすためのプランニングです。
「自然の恵みをできる限り生かした住友林業の木の家は、それ自体がまさに環境配慮住宅だと言っていいと思います」
また、林業会社として、社有林や植林プロジェクトを通じて環境保全にも貢献をしています。
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