テーブル・椅子/テーブル・机選び

ダイニングテーブルの上手な選び方 エッジなアイテム(2ページ目)

ダイニングテーブルを主役級の存在感あるものにするのも、インテリアを“自分らしく”コーディネートする一つのアプローチとして素敵です。ガラスの天板を用いたデザイン性の高いダイニングテーブルや、特殊な塗装を施したコンセプチュアルなダイニングテーブルなど、日用品にアート要素をミックスする遊びの提案です。今回は、インテリア空間にピリッとしたアクセントを加えてくれるアイテムとショップのご紹介を致します。

土橋 陽子

執筆者:土橋 陽子

家具・インテリアコーディネートガイド

成形合板の美しさに魅せられたデザイナー作のテーブル

www.eandy.com

ペガサスダイニングテーブルMサイズ/E&Y


家具レーベル・E&Yのロングセラー商品に、「ペガサスダイニングテーブル」があります。最大の特徴は、成形合板の美しい構造の脚が、ガラス天板を透けて見える軽やかな佇まいにあります。ガラスの天板は床やチェアを覆うことがないため、部屋を広く開放的に見せてくれる効果があります。

www.tendo-mokko.co.jp

Avocet chair/天童木工

ペガサスダイニングテーブルのデザイナー、アレックス・マクドナルド氏はデザインする上で、同じ材料を使い、原寸大で自ら試作品を作るデザイナーです。このテーブル脚にも使われている“成形合板”技術のメッカとも呼ばれる家具メーカー、天童木工で研修を受けた経歴もあり一連のシリーズを出しています。

デザイナーには作風に個性があり、素材特性や作り方によって、様々なメーカーと組んでアイテムを発表します。その結果、同じデザイナーの作品には共通する美意識が読み取れます。それは、好きな映画監督の作品を、ジャンルをまたいで追っていくのと似た面白さがあります。
 
 

アートワークから生まれたダイニングテーブル

http://www.cibone.com/products/d50

フラットテーブル “ラフタード"/CIBONE


CIBONEのオリジナルコレクションとして創り出した、アートワークから生まれた「フラットテーブル “ラフタード"」 というダイニングテーブルをご紹介します。建築家・長坂常(スキーマ建築計画)と、塗装職人・なかむらしゅうへいによる、材料の可能性の実験から派生したアートワーク「Flat Project」。それは世の中のあらゆる凸凹をフラットにする、という試みでした。アンティークテーブルの上面にゼリー層を作るように、色付きのエポキシ材を流すことで、“海の深いところは、青く見える”ような効果を得られたことに面白さを感じた、と長坂氏。
http://www.cibone.com/products/d50

フラットテーブル “ラフタード"/CIBONE



天板を凹凸のある角材で作ることで、表面の色付きエポキシの厚みをコントロールして、美しいボーダー柄を浮かび上がらせています。“フラットにすることが、かえって多様性を生み出すことになる”というコンセプチュアルな試みからの定番商品開発、というストーリーが、このテーブルには内在します。アートを“作品”として飾るのではなく、日用品として使う贅沢を味わってみるのも素敵なことですよね。


次のページに、ショップとアイテムのデータをまとめてあります。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます