【6】演劇ワークショップに参加する :第三者の視点を持つ
演じること、歌うこと……表現は自分を客観視し、感情を発散させてくれます
そこで、演劇のワークショップに参加してみることをお勧めします。何かを演じてみることで、自分を第三者の視点から考えることができるはずです。
実際に、俳優さんたちにインタビューすると、みなさん役柄のことも、自分のことも、とても冷静に分析しておられることに感心します。第三者の視点をしっかり持つことができるのだと思います。演じることによって、蓋をしていた自分の本音や、建前にも気づけるようになるかもしれません。想像以上に、感情を押し殺していたことに気づけるかもしれません。
また、演劇では「言葉」や「思い」を伝えるというコミュニケーションが必要です。コミュニケーション力を高めることもできるでしょう。
【7】その他のアート :自己表現をして客観視する
その他、上手下手に囚われずに絵を描いてみることや、大きな声で気持ちよく歌を歌うこと。意外な視点に気づくことができたり、お腹に溜まった怒りの感情を発散できて、エネルギーの循環が良くなるはずです。素人でも出演できる小さなライブハウスは、意外に多く存在します。人前で歌うのは緊張しますが気持ちいいですよ。また、なるべく自分で料理したものを食べて「自分の身体を作る」ことも、お勧めです。人生も、自分の身体も、ある意味、自分で作り上げる「芸術」とも言えるのですから。