Linuxの使い方/Linuxの基本

Linux パーティションの基本(2ページ目)

LinuxのパーティションについてWindowsとの違いや特徴について理解を深めることで、より便利にLinuxを使えるようにパーティションの基本について解説します。

定森 大輔

執筆者:定森 大輔

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スワップ領域
Windowsの古いパソコンでよく起こる「メモリ不足です」のエラーを防いでくれるのが、このスワップ領域のパーティションです。あらかじめハードディスク上にバーチャルメモリとして使う専用のパーティショを用意することで、使用可能なメモリ容量を増やすことができます。特に搭載している物理メモリが小さい場合は、スムーズな動きに欠かせない重要なパーティションです。

 

パーティションのサイズ

必要なパーティションのサイズはどのディストリビューションを選択するかなどいくつかの要因で変化するので判断が難しいところです。ルートディレクトリ用のパーティションは各ディストリビューションの動作環境が求める容量以上でなければいけませんが、必要以上に大きくする必要もありません。例えば、Ubuntuでは最低4.5GBが必要とされていますが、追加でソフトをインストールすることを考えて1-2GBぐらいの余裕がある方が望ましいです。

次にスワップ領域のパーティションに関しては、基本的には搭載された物理メモリと同じ容量だけパーティションに割り当てます。メモリが1GB以下の古いパソコンであれば、メモリーの2倍以上の容量を割り当てると、よりスムーズに動作してくれます。搭載しているメモリの容量はWindowsのスタートボタンから「コンピューター」を右クリックして、「プロパティ」を選択すると確認できます。

最後にWindowsのユーザーディレクトリに相当するホームフォルダは残りのディスク容量分でパーティションを作成します。OSの動作には影響しないので他に比べて小さくできますが、使い方次第では一番大きいパーティションになります。

以上がLinuxをカスタムインストールするのに最低限必要な情報です。ルートディレクトリ以下のディレクトリをより細かく個別にパーティションを割り当てる方法もありますが、まずはルートディレクトリとホームディレクトリを分けるところから始めてください。


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