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落語「百川」の舞台、日本橋界隈を歩いてみた(4ページ目)

日本橋に明治の初年まであったという割烹料理の店「百川」。このお店とその周辺で繰り広げられる落語「百川」の世界を歩いてみた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

三光新道まで歩いてみる

結局、河岸の人たちにも百兵衛さんが奉公人だということがわかり、「長谷川町の三光新道(さんこうじんみち)に常磐津(ときわず)の歌女文字(かめもじ)師匠を呼んでこい」と用を言いつけられる。噺の中では、百兵衛さんは、あっちで聞き、こっちで聞き、ようやく三光新道にたどりつくのだが、実際に歩いてみると10分くらいで到着する。
ここに常磐津の師匠、歌女文字(かめもじ)さんがいたという設定

三光稲荷神社のある三光新道

圓生は「新道」を「じんみち」と言う。いかにも河岸の荒っぽいかんじが出ている。この三光新道に「三光稲荷神社」がある。
江戸時代の初期からこの地にあったそうだ。

三光稲荷神社 中央区日本橋堀留町2-1-13

ようやく三光新道に辿り着いたものの、誰を呼びにきたのか忘れてしまった百兵衛さん。仕方なく「か」のつく先生と聞いたところ、通行人が教えてくれたのが外科医の鴨池(かもじ)玄林先生。……と、話はさらなる大混乱へ向かっていくわけだ。

三光新道の動画はこちら。
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