注目の3月優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい3月優待銘柄をご紹介します。3月オススメ優待銘柄その1「モスバーガー(8153)」
【業務内容】モスバーガー<8153>はハンバーガーショップ「モスバーガー」を全国に展開しています
【単元株数】100株
【最低購入金額】20万6,000円(2014年1月8日時点)
【権利確定月】3月末日、9月末日
【配当利回り】0.97%(2014年1月8日時点)
【優待内容】自社製品詰め合わせ
100株以上 優待券 1,000円分を年2回
500株以上 優待券 5,000円分を年2回
1,000株以上 優待券10,000円分を年2回
同社の株主優待では、所有株式数に応じて全国のモスバーガーグループ及び、ミスタードーナツ各店舗(一部店舗除く)で相互利用できる株主優待券を、年2回もらうことが出来ます。「モスバーガー」や「ミスタードーナツ」は全国に店舗展開しており、同社の株主優待券は利用しやすく、幅広い年代の方に人気があります。株主優待銘柄としてとても人気が高く、権利確定日直前は投資家の注目度が高くなることが想定されます。権利確定日直前に買い付けして高値掴みをしないように注意が必要でしょう。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、1月末に購入し、3月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 78.26 %
勝ち数: 18 回
負け数: 5 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 7,254 円 平均損益(率): 2.42 %
平均利益(円): 19,116 円 平均利益(率): 6.37 %
平均損失(円): -35,452 円 平均損失(率): -11.82 %
合計損益(円): 166,834 円 合計損益(率): 55.61 %
合計利益(円): 344,094 円 合計利益(率): 114.70 %
合計損失(円): -177,260 円 合計損失(率): -59.09 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.941
平均保持日数: 43.26 日
検証結果を見てみると、勝率は78.26%、1トレードあたりの平均損益は2.42%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
3月オススメ優待銘柄その2「アトム(7412)」
【業務内容】アトム<7412>は、居酒屋・回転寿司・ステーキ等外食チェーンを展開【単元株数】100株
【最低購入金額】5万3,300円(2014年1月8日時点)
【権利確定月】3月末日、9月末日
【配当利回り】0.37%(2014年1月8日時点)
【優待内容】自社及び、コロワイドグループ全店で利用可能な優待ポイント
100株以上 2,000ポイント(2,000円分)
500株以上 10,000ポイント(10,000円分)
1,000株以上 20,000ポイント(20,000円分)
※ご希望の方には優待ポイントと引き換えに、各種ギフト商品と交換可
同社の株主優待は、自社及び、コロワイドグループ全店で利用可能な優待ポイントです。ポイントは、1ポイントにつき1円分、飲食代金の支払いに充当出来ます。同社の優待ポイントは、全国に店舗展開しているコロワイドグループ全店(居酒屋「甘太郎」、焼肉「牛角」等)で使用可能です。全国で使用可能であることから、個人投資家にとても人気が高い優待銘柄です。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、12月末に購入し、2月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 82.35 %
勝ち数: 14 回
負け数: 3 回
引き分け数: 1 回
平均損益(円): 6,688 円 平均損益(率): 2.23 %
平均利益(円): 14,656 円 平均利益(率): 4.89 %
平均損失(円): -28,264 円 平均損失(率): -9.42 %
合計損益(円): 120,384 円 合計損益(率): 40.13 %
合計利益(円): 205,177 円 合計利益(率): 68.39 %
合計損失(円): -84,793 円 合計損失(率): -28.26 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 2.420
平均保持日数: 43.56 日
検証結果を見てみると、勝率は82.35%、1トレードあたりの平均損益は2.23%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。権利確定日の前に、早めに優待銘柄に注目することで、高値掴みして、配当落ち後に損失を被るリスクが低くなります。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。3月は、1年で一番優待銘柄が多い月です。優待銘柄が多い分だけ、優待内容は多種多様です。今回ご紹介した2銘柄以外にも、魅力的な優待銘柄が多く、自分の希望に合った銘柄を選ぶことが出来ます。早いうちに、好優待銘柄に先回りして、お得に優待銘柄を獲得することが出来るでしょう。
今回の検証は、あくまでも過去の株価データを用いた検証であり、未来の結果を表してはいません。しかし、株の売買を行なう際に、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)