保育事業と高齢者事業との融合も視野
室内の壁の至るところに、本物のグリーンが目に鮮やか
小林社長は「少子化で全国レベルでは需要は減るのかもしれないが、都内や都市には人口が集中し、むしろ保育園は待機児が続出している。事実、弊社の保育園はどこも人気で、ここも4月の募集は早くも満員。質の高い保育をしていけば必ず選ばれ続けると確信している」。ミサワホームも「マンションやビルリフォーム事業の一つにこうした保育事業は十分に考えられ、弊社が注力している高齢者向け賃貸事業との融合も十分視野に入ると思う」。
家と保育園がボーダーレスに
園庭のない都会型保育園「コビーなかめぐろ」では、室内でも楽しく遊べられる工夫も
ガイド自身、自らの子育て経験を振り返ると、確かに共働きが増えた今、子供たちは「家よりも保育園で過ごす時間が長い=保育園で育つ」傾向が強いように思います。親の出勤前である朝8時前から夜9時まで保育園に預けられる子供たちは、平日過ごす時間が長いのは家よりもむしろ保育園であり、保育園が第二の我が家といっても過言ではありません。
保育園に朝から夜遅くまで預けているママ友達は「トイレも食事もすべて保育園が教えてくれたの、離乳食も働いてて作ってる時間がないから、この子は保育園の食事で育ったようなものだわ、ホント保育園さまさまなのよ~」という言葉が印象に残っています。一人っ子が増えて姉妹兄弟が少なくなった今、家よりも保育園で生活習慣や社会のルールや友達との関係を学ぶ「家」そのものと言っていいかもしれません。
そういう意味からも、今の子供たちにとっても、設備や性能も「家」と「保育園」の境界線がボーダーレスになっているのかもしれませんね。