生命保険の保険料は固定費として長く払うことになる
保険の見直し時や新規加入時には、保障内容とともに保険料を安く抑えることも考えましょう。生命保険の保険料は、固定費として長期間にわたって支払うことになるので、1円でも節約するに越したことはないからです。ここでは、保険料の節約ができる3つの方法を、具体的な保険料例もからめて紹介します。※保険料は2018年5月21日時点。
保険料節約術その1-保険料をまとめ払いする
保険料はまとめて払うほど、割り引かれて安くなります。まとめ払いの方法は商品で異なりますが、ほとんどの商品は半年払いと年払いは可能です。払い方によって、どれくらい保険料が安くなるのか一例を挙げてみましょう。●定期保険3000万円(30歳・男性、保険期間・保険料払込期間=30年、口座振替)
・毎月払い保険料 5195円
・半年払い保険料 3万901円(月換算=5150円)
・年払い保険料 6万1168円(月換算=5097円)
毎月払いに比べて、年払いは1年間で1172円も安くなります。30年間、ずっと払い続けたとしたら3万5160円の節約ができます。
最初の保険料は貯蓄を取り崩すかボーナスから出し、その後は、毎月、保険料を払っているつもりで積み立てていけば2年目からの払い込みは楽になります。
保険料節約術その2-通販保険・ネット保険を利用する
生命保険の加入窓口には、大きく、対面と非対面があります。前者は、営業職員や保険ショップなどの人と会って相談にのってもらいながら加入する方法です。後者は、人と会わずにネットや郵送などの通信手段を使って加入する方法で、通販保険・ネット保険という言い方をします。非対面で加入する保険は、人件費や店舗の経費がかからない分、対面で加入する保険より保険料は割安です。どれくらい違うか、下記の例を見てください。
●定期保険3000万円(30歳・男性、保険期間・保険料払込期間=30年、口座振替)
・対面販売の月払い保険料 9630円
・ネット保険の月払い保険料 5195円
ネット保険は対面販売に比べて、月4435円も安くなります。
ただ、通販・ネットで加入できる保険種類は限られていて、入りたい保険が通販・ネットでは加入できないこともあります。また、対面販売のようにアドバイスしてくれる人もいないので、自分で選び比較する手間がかかることを知っておいてください。
保険料節約術その3-健康な人はリスク区分型がおすすめ
リスク区分型とは、タバコを吸わない人や健康な人は、そうではない人と比べて保険金を支払うリスクが低い分、保険料を割り引くタイプの保険です。定期保険、収入保障保険で導入する会社が増えています。リスク区分は、会社によって異なりますが、標準体・喫煙健康体・非喫煙標準体・非喫煙健康体の4つに区分している会社が多いようです。タバコを吸わない健康な人は、最も保険料が安くなります。タバコを吸っていても健康なら保険料が安くなります。
どの方法で節約するにしても、複数の商品を選び出して、保険料を比較してみるようにしましょう。
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