少額投資非課税制度(NISA)

剛力彩芽のNISAラクラクWEB

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来年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まります。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。NISAは年間、100万円までの投資については非課税になる制度で、対象商品としては、株式、上場投信(ETF)、不動産投信(REIT)、株式型投資信託です。

今回から、数回に分けて、NISA投資でおススメの銘柄をご紹介いたします。まずは怖くないバイオ銘柄をご紹介しましょう。

バイオ関連銘柄って何?

バイオ関連銘柄とは、既存の製薬会社ではなく、新しい薬「創薬」を作ることに関わる企業のことです。この中で、以下の2つに分類できます。

創薬バイオベンチャー企業:画期的な新薬の開発を目指すベンチャー企業です。投資家から資本を集め、その資金で研究・開発を行います。しかしながら、新薬開発までには時間・お金がかかり、実際に新薬が承認されなかったり、資金が続かず経営破たんする可能性もある「ハイリスク・ハイリターン」な企業です。当初は、全く売上がなく、開発が進むとともに赤字が膨らむ、新薬開発ができれば大きな収入が期待出来ます。

創薬支援ビジネス企業:新薬開発のための機器や必要な試薬を販売したり、再生医療などの技術などを提供する企業です。当初から売上が上がり、販売量の増加によって増収・利益も期待出来ます。しかし、創薬バイオベンチャー企業のような爆発的な利益は期待出来ません。「ミドルリスク・ミドルリターン」な企業と言えそうです。

バイオ関連銘柄の特徴として、画期的な新薬開発という夢の部分に投資することになるので、株価が一方通行的に大きく動くことになります。また、売上・利益が無いまたは少ない企業については、株価指標が極端に割高になります。

株価についても、「ハイリスク・ハイリターン」になっています。

今回はそのようなバイオ関連銘柄の中で、落ち着いた株価の動きをする、「怖くない」バイオ関連銘柄をご紹介いたします。

【2531】 宝ホールディングス (東証1部)

宝ホールディングスundefinedHP

宝ホールディングス HP

宝ホールディングス<2531>は、傘下に宝酒造とタカラバイオを傘下に持つホールディング会社です。

今回「怖くない?」バイオ関連株と表現したのは、子会社として、バイオ関連企業であるタカラバイオ自体が上場しているからです。

タカラバイオはバイオ関連企業なので、非常に値動きが激しい企業になりますが、60.9%を保有する親会社である宝ホールディングスは、昔からの宝酒造も傘下に持っており、現時点では売上の90%は宝酒造なので、その分値動きが穏やかになります。しかし、タカラバイオの株価が大きく値上がりをすれば、いずれその大株主である宝ホールディングスの株価にも影響を受けるからです。

現時点で、親子で時価総額が宝ホールディングス約2,081億円、タカラバイオ約2,652億円と逆転しています。

下記に両社の株式データがありますが、株価指標面ではタカラバイオに割高感はあります。

【2531】 宝ホールディングス (東証1部)
■株式データ 12月13日終値基準
株価956円
単元株数 1000株
予想PER(連)21.4倍
PBR(連) 1.81倍
予想配当利回り 0.94%
時価総額 約2081億円

【4974】 タカラバイオ (東証マザーズ)
■株式データ 12月13日終値基準
株価2,202円
単元株数 100株
予想PER(連)196.4倍
PBR(連) 4.84倍
予想配当利回り 0.04%
時価総額 約2652億円

■株価の推移
年初から堅調に推移しましたが、4月下旬からのタカラバイオの急騰の影響で大きく値を上げています。その後は反落していますが、今年8月29日安値741円から堅調相場が続いています。タカラバイオの株価と比較すると、かなり穏やかな値動きになっています。

宝ホールディングスundefined日足株価チャート

宝ホールディングス 日足株価チャート

タカラバイオundefined日足株価チャート

タカラバイオ 日足株価チャート



■注目ポイント
・基本的には国内のアルコール市場は、少子高齢化で人口減少もあり緩やかに縮小傾向にあります。その環境下で、同社は焼酎1位、清酒3位、ソフトアルコール4位の高シェアを誇っており、シャアアップによって売上高を維持しています。

・最近注力しているのは、清酒です。NHK朝ドラ「ごちそうさん」で大人気の女優の杏さんが、CM出演をしているスパークリング清酒「澪」が大ヒットしています。清酒部門の約10%の売上があり、いままで清酒を飲まなかった若い女性にも大人気です。

・世界無形文化遺産に登録された「和食」関連の海外展開にも注力しています。米国・中国で清酒の現地生産を行っており、日本以外での清酒ビジネスではトップクラスのシェアを保有しています。また、2010年にフランスでの日本食材の卸会社フーデックス、2013年にロンドンのタザキフーズを買収、日本食の食材卸分野に進出しています。

・国内の焼酎・清酒・みりんなどの成長性はないが安定してキャッシュフロー(現金収入)を生み出す分野を持ちながら、海外での清酒製造、日本食材の販売などによって成長を図っています。

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