消費大国日本!交通費を払ってゴミを買いに行く人々
休日にショッピングセンターはいつも以上に賑わっています。汗水垂らして得たお金を持って、人々は自家用車や公共機関など交通費を使ってショッピングセンターまで行き、大量のショッピングをします。服飾品から贅沢品、日用品・食品など、ボーナスやセールで買いやすくなった物を、感情に任せての買い物はアドレナリンを分泌させ良い気分に浸れる瞬間です。しかし、良い気分で買った商品も気付けばゴミ処理場行きとなる現代です。消費大国日本とでも言いましょうか。
しかし、その反面、「お金が無い」「貯金ができない」「今月も赤字だわ」と嘆く人々がいます……。
消費されゴミと化するものだけにお金も労力も使い過ぎている現状に気付いているでしょうか?
ここ数年「捨てる」ということにフォーカスされた雑誌や書籍が注目を浴びており、多くの人々が随分「物を捨てた」のではないでしょうか?足りない物はないというほど、私達は物を持つ中、「捨てる」ことによって一瞬家の中がシンプルになることはとても良いことです。しかし、また交通費を払ってゴミを買いに行く。物が増えすぎた家の中にうんざりし、そして捨てる。その繰り返し……どんなに家計簿をつけても、家計を管理しても、この消費行動を見直すことをしなければ、豊かになりにくいのではないでしょうか。
家の中に招き入れる物は「直感+比較検討」で
前述した通り、人は感情でモノを買います。この感情とは、欲望(ほしいと思う心や、不足を満たそうと強く求める気持ち)です。つまりそれが人を動かすエネルギー源となります。「なんて素敵な商品!」と心ときめくことはあります。ご縁や直感といったことで買い物をすることもよくあります。しかし、一度頭をクールダウンさせ、自分の直感を裏付けるためにも、比較検討してから買うといったことが大切です。
・本当に必要かどうか?
・この値段で妥当か?
・使い心地や他人の感想は?
物の命を使い切る覚悟で
せっかく買った物も使わなければ全く価値をなしません。持つことで良い気分になるのもいいですが、やはりその物の命を使い切るといった覚悟を持って「物」は家に招きいれなければ、家計も心も部屋の中も乱雑になるばかりです。映画『トイストーリー』はそういった「物の命」を感じさせることができる映画です。心も体も成長すれば、遊ぶおもちゃも変化して当然です。
しかし、そこで「このおもちゃからは卒業」という意味で「ありがとう」と感謝をし、「捨てる」のではなく、次の世代へ渡していくことができれば、なんて素敵でしょう。我が家の息子も幼稚園時代、プラレールでよく遊びました。
しかし、小学生になり、遊びが変わりプラレールは押し入れへと追いやられていまいました。親子共に、思い出のたくさん詰まったプラレール。Facebookでもらって下さる方を募集したら、すぐに新しい持ち主が決まりました。私も息子もきっとおもちゃ達も嬉しい気持ちになりました。
豊かになる買い物の仕方
通常200円の物が100円で買えるとラッキーですね。価値より値段が安かったとも言えるでしょう。しかし、全く使わなければ100円を無駄にしたことになります。つまり、豊かになる買い物の仕方は以下の2つです。
- 価値より安い値段で買う
- 値段より高い価値を生み出すように使う
以上の2つのポイントを押さえていけば、お金も物も無駄にすることなく、家計も心も豊かになるでしょう。
家計管理をするということは、特に支出に関してはしっかり管理していかなければなりません。だからこそ、「買う」という行動には注意を払い、これまでのお金の使い方で良かったのか?と一度自問してみましょう。
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