叱るときの悪循環はママがストップできる
「上手に叱れた」というときと、「上手く叱れなかった」というときの違いはどこにあると思いますか? 実は、効果的に叱れるか、悪循環を起こしてしまうか、この分かれ目は、ママが発する「初めのひと言」がカギを握っています。つまり、子どもが何かいたずらをした⇒ ママが叱る
この時に、ママがどんな言葉でリアクションするかで、その後の流れがほぼ決まってしまうのです。ポジティブな回転を引き起こせるか、はたまた、ネガティブな回転を引き起こしてしまうか、それはママの手中にあるのですね。
叱ることが今よりずっとポジティブになる
私の推奨している「ポジカリ3原則」は、ママの言葉遣いに特化した叱り方ルールです。叱るシーンというのは、どうしても冷静さを保つのが難しいもの。それならばと、とっさのときにも心を乱さずにいられるようにと、この「ポジカリ3原則」を作りました。叱ることってなんとなくマイナスのイメージがありませんか? でも、ポジティブ心理学の法則に沿った叱り方「ポジカリ3原則」を使えば、そのマイナスだったイメージがプラスになります。人間の心理法則に沿っているので、自然に、子どもが言うことを聞き、ママはイライラしなくなる。つまり、叱ったことで、子どももママもポジティブに変化していけるのです!
「今」「目の前」で子どもがしている「行動」のみを叱る
「えっ、これだけ?」と思うかもしれません。そう、叱り方はシンプルなのが一番効果があるのです。なぜなら、シンプルな方が、子どもが理解できるからです。いくら大声で何回も怒っても、子どもが理解できなければ伝わりません。子どもの理解レベルに沿って、究極にシンプルに叱るのがこのポジカリ3原則。シンプルとは言っても、この原則にはしっかりとした心理学の裏づけがあります。プラス思考の行動パターンを研究し続けている「ポジティブ心理学」がベースになっているので、シンプルながら、プラス思考発想の叱り方。ポジティブに叱れるので「ポジカリ3原則」と名づけましたが、叱ることで子どもを伸ばしてしまうのです!
ポジカリ3原則は練習すればするほど、肌になじんできます。そして習慣になると、「叱るってネガティブなことではないんだ」と叱ることへの抵抗感があっさりと消え去ります。
ALL ABOUTのまとめコンテンツにて、『叱るときのイライラがなくなる! 佐藤めぐみのポジカリメソッド』 を公開しています。ポジカリ3原則を1つずつ解説し、実践法をご紹介していますので、ぜひ日々の叱りのシーンに取り入れてみてください。
参考図書