子どものころから誰もが「演技」を勉強している
よく聞く「酔っちゃったふり」も演技のひとつですよね
多くの人は、子どものころから少しずつ演技を学んでいるはずです。「平気なふり」「仲のいいふり」「好きじゃないふり」「悲しくないふり」……書いていると、なんだか少し悲しくなってきますが、それも処世術のひとつ。いつも正直にまっすぐに感情をぶつけたところで、根気よく受け止めてくれるのは、せいぜい家族ぐらいのものですよね。
処世術としての演技をすることで「ペルソナ」が育つという話は先日もしました。そのペルソナで、弱い自分を隠して大人になっていくのは、ある程度は仕方の無いことでしょう。そして、「演技が上手になること」=「大人になること」と勘違いしている方が多いのも事実。
本音を語らず、演じて、その場をやり過ごすことが大人なのだとしたら、私は、それを「成長」とは区別したいと感じます。「成長」とは、ごまかすことなく自分と向き合うことだと考えているためです。
私は、「ナチュラルビューティー」を育てることが自分のミッションだと考えています。ナチュラルビューティー、つまり、内面からキラキラ輝く、恋するカラダ(ココロ)になれば、自然と人を惹き付けられるのです。
スキンケアのように、心もデトックスしたり、ターンオーバーさせたりして、どんどん新しい自分になれます。そのためには、自分と向き合い、内面的に成長する必要があります。そして、自分らしく生きられるようになると、魂がワクワクと喜び、いわゆるオーラが出てくるのです。そうなれば、演技やテクニックは必要ないんですよね。