ケニアの首都ナイロビ
日本を発っておよそ20時間。アフリカ大陸上陸のその第一歩となるのが、ジョモケニヤッタ国際空港です。首都ナイロビの中心地から、わずか15キロに位置する便利な“玄関口”。
ナイロビは400万人近い人々が暮らす大都会です。総面積は696平方キロメートルで、東京23区を越える広さがありますが、私達が観光でよく訪れるスポットは、おおよそ半径10キロ内に集まっているので、1日あれば効率良く見て回れます。
ここでは街全体を把握しやすいよう、おおまかに3つのエリアに分けてご紹介します。
官公庁が集まるシティセントラル
ウルフパークから見たシティセントラル。中央のビルは国際会議場。右はナイロビ1ののっぽビル、タイムズタワー
通りの南側には市役所、中央郵便局、最高裁判所、国際会議場などの公的施設が集まっている、いわば官公庁街。このあたりには市民の台所シティマーケットや大型スーパー、レストランやカフェなどがひしめき合っていて、人通りも多く、「秘境アフリカ」をイメージしてくると、カルチャーショックを受けてしまうかもしれません。サファリ会社や大型ホテルもこのエリアに多く集まっていて、旅行者にとってはサファリの出発点ともなるところです。
商業施設の多いウエストランズ地区
モールにはケニアの新鮮なフルーツを使ったスムージーが飲めるジューススタンドもあります。イチゴのスムージーは120シリング。日本円で140円ぐらい
ザモール、サリットセンターなどのショッピングモールは、ここがアフリカであることを忘れてしまいそうな近代的でおしゃれなモール。ブティックから日用品店、書店、スーパーなど様々な店舗が入っています。
またモール内にはおいしいと評判のレストランも多く、気軽に食べられるファストフード店やカフェもあり、ショッピングの合間にケニアの味を楽しむこともできますよ。
※2013年9月、ウエストランズ地区のショッピングモールで、テロ事件が発生しました。在ケニア日本領事館から、ショッピングモール等、人が大勢集まるところにあまり長時間滞在しないようにとの注意が発出されています。
観光施設が集まるンゴング地区とランガタ地区
ウガンダキリンの保護を行っているジラフセンター
ほかにも、野生動物の孤児を育てているナイロビ動物孤児院、ナイルワニを飼育するマンバビレッジなど様々な施設があり、1日かけて回りたいエリアです。
ショッピングセンターや土産物マーケット、レストランなども充実しているので、1日タクシーをチャーターするか、サファリ会社のデイツアーに参加すると、効率良く回ることができるでしょう。