認可外保育園? 無認可保育園?ネーミングが持つ本当の意味

heartshaped

良い認可外を正しく見分けることが出来れば、保育園選びの選択肢もぐっと広がります

認可外保育園と聞いて、皆さんはどんなところをイメージしますか? ガイドがこれまで見てきた多くのパパ・ママがそうであったように、「認可基準に満たない保育園だから認可外なんだ」と理解をしている方が多いのではないでしょうか? あるいは「無認可保育園」という呼び名も一般的に使われているため、「受けるべき許可を受けずに運営している保育園」という誤ったイメージを持っている方も多いようです。

過去には一部の劣悪な保育園による残念な事故が大きく報道された経緯もあり、認可外保育園に対する悪いイメージが先行している点も然ることながら、認可外保育園についての分かりやすい情報が手に入りづらいことも一因ではないでしょうか。そもそもなぜ「認可外」という名前なのか? まずはそこから見ていきましょう。

保育施設は、「認可保育園(保育所)」と「認可外保育園」の大きく2つに分けられます。より具体的には、児童福祉法に基づいて定められた基準に則って設置された保育施設が認可保育園で、それ以外は全て認可外保育園となります。

認可基準を満たしているのに認可外なこともある?

基準に“則って”と表現したことからお気づきかも知れませんが、認可保育園か認可外保育園かの違いは「基準を満たしているか否か」で決まる訳ではありません。基準は十分満たすことが出来るけれど認可保育園にならない施設もたくさんあるのです。例えば、英語教育や特徴的なプログラムを重視するために認可保育園の枠組みではない方がやりやすい場合など、要件的には認可保育園になれても敢えてならない場合もあるのです。つまり、認可外保育園だから劣っているという訳ではないということです。

しかし、だからといってどの認可外保育園でも安心と言い切れるかというと、やはりそうではありません。続いて、認可外保育園を検討するときの見極め方について解説します。

認可外保育園の選び方

どの認可外保育園も自信を持っておすすめ出来るかと聞かれたら、ガイドの答えはNOです。なぜなら、認可外保育園は先述のとおり自由度が高いがゆえに、施設ごとの違いが大きい傾向があるからです。

そもそも認可基準とは、児童福祉的な観点から子どもが安心安全に過ごせる環境を考慮して規定されているものですから、その基準を満たしていることはやはり大きな安心材料といえます。であれば、何が、どの程度、どんな理由で認可基準と違うのかが見極めのポイントとなります。

例えば、認可基準においては一定以上の広さの園庭を持つことが要件とされていますが、都市部ではなかなか広い敷地を確保することは難しく、園庭を持たない園は少なくありません。そういった場合でも、近所の公園などを活用して上手くカバー出来ていれば、それほど気にする必要はないとガイドは考えます。(一部には、自由に使える公園等が近隣にあることで認可保育園として運営されている園もあります)

反対に、子どもの人数に対して明らかに保育者が少ない、子どもの生活スペースが狭すぎる、衛生面や安全面の管理が不十分などの場合には、施設の責任者とよく話し合って、不安があるようであれば入園は避けた方がよいでしょう。(参考までに認可保育園の場合には、0歳児クラスで児童3名あたり保育者1名、1,2歳児クラスで児童6名あたり保育者1名が配置基準となっています)

このように、認可基準を満たしているかに過度に囚われず、子どもにとって必要なもの、大切なものが満たされているかに焦点を当てて比較すれば、選択肢が広がり、より納得のいく保育園選びが出来るのではないでしょうか。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。