今最も熱い街「香港」が東京の六本木に上陸した3日間
2013年11月2日(土)~11月4日(月・祝)、六本木ヒルズアリーナで【香港 ライブ@六本木ヒルズ】というイベントが開催されました。今最も熱い街「香港」が東京の六本木に上陸し、グルメ・夜景・ビューティ・トラベルなど香港の魅力を楽しめる3日間という事で、伺ってきました。期間中は香港人デザイナーであるウィリアム・リム氏による巨大な魚のオブジェが特設ステージに展示されていました。その名も「The Big Catch(ザ・ビッグ・キャッチ)」。日本の繁栄を願って作られたもので、鮮やかな色彩が香港のネオンを彷彿とさせていました。
さまざまなイベントがありましたが、目玉のひとつが『香港の本場の飲茶が試食出来る!』という無料の試食会でした。数量限定で飲茶を提供していたのは、香港の人気店「添好運點心專門店(Tim Ho Wan)」と「鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood Restaurant)」です。3日間とも各店120食分の整理券が配られましたが、もちろん大盛況でした。
試食会場には人気シェフも登場!
「添好運點心專門店(Tim Ho Wan)」は、香港の高級ホテルの広東料理レストランの点心 担当だったシェフが、庶民にも本物の味をと独立してオープンした人気点心専門店。2013年版ミシュランガイド香港・マカオで1つ星を獲得し、世界一安いミシュランレストランとしても有名で、いまや香港で誰もが知っている超人気飲茶店の1つです。
「添好運點心専門店」の試食に配られたのは、上からチャーシュー入りクリスピーパン、大根もち、海老シュウマイの3種類。見た目も華やかな海老しゅうまいはジューシーで、大根もちもプルプルの食感に素材の旨味がぎゅっと詰まっていてとても美味でした。でも、もっとも印象的だったのはチャーシュー入りクリスピーパンです。甘いメロンパンのようなさっくりとした食感のパンの中にチャーシュー餡が入っています。パンは甘く外側がサクッとクリスピーで中はふんわり。皮に厚みがないので、ダイレクトにボリューム感のある餡を味わえましたが、その甘く煮込まれたチャーシューは広東料理らしいまろかな味わい。中も外も甘いのですが、外皮の甘くサクッとした食感と中のややしょっぱい餡のトロとした食感の違いも今までに味わったことのない一品でした。
「鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood Restaurant)」は、香港料理大賞も数多く受賞している香港人気レストランの1つ。日本には、東京新橋と晴海に支店がありますが、過去にシェフが人気番組料理に出場したこともあり、日本人にも人気の高いレストランとして知られています。
「鴻星海鮮酒家」の試食に配られたのは、左から、くらげの和え物、チャーシュー、皮つき豚バラ肉パリパリ釜焼きの3種類。こちらは日本でもおなじみのメニューですが、くらげの和え物は、独特のコリコリした歯ごたえがよく、チャーシューは、自家製のタレで味付けし丁寧に釜焼きした広東風のチャーシューでした。皮つき豚バラ肉パリパリ釜焼きは、パリッとした皮とやわらかい肉の歯応えが心地いい豚バラ肉の炭焼き。こんがり美味しく仕上がった焼き色も食欲をそそりました。
世界中から名だたる食通が集う香港。ミシュランガイドの香港版も発行されて5年目となる「2013年度版」では、計253軒のレストランが掲載されています。庶民的なお店から格式高い名店まで幅広く紹介されていますが、こうやって香港でしか食べられない味に触れるにつけ、やはり本場に行ってみたくなります。
週末を使ったショートトリップも良いですが、これから年末年始や冬休みを香港で過ごすというのも良いアイデアですね。