男女間にエロスが必要だと気づかせてくれる映画
主人公茜は「性」の大切さに気付いていきます
どうすれば冷めた夫婦、マンネリ夫婦に”性のリカバリー”ができるのか? セクシャルヘルスケアの製品を扱うLCラブコスメティックさんが映画になったというので興味津々で観に行きました。
「ラブクラフト・ガール」は、セクシャルグッズを開発する会社にデザイナーとして勤めるjkになった26歳の女性が主人公のストーリーです。主人公茜が、最初は性関連の商品を愛せなかったのですが、しだいにカップル円満のためには「性」がとても大切と気づき、自分の仕事に誇りを持つようになってゆきます。
最初、茜はセクシャルグッズを見て眉をひそめて不快感を感じています。映画本編では触れていませんでしたが、茜は彼氏が浮気相手とセックスしている場面に遭遇します。私の推測では茜は彼氏といいセックスができていなかったのではと。だから彼氏が浮気した。たしかに我が夫婦仲相談所に来るセックス嫌いの女性の方々にも自分の性への不安感、自信のなさが嫌悪感として現れている場合があります。
そして、熟年女性の顧客が自分の仕事に夢中で忙しく、夫とセックスレスだった話が出てきます。セクシャルグッズを使う事で、すてきなセックスができて夫婦の間に流れていた冷たい空気が改善されたという話を聞きます。
また友達の純が彼とセックスがうまくいかずに不仲になっている、と気付けるほど茜の性に対する意識が変わってきます。人の観察眼も成長したのです。純にローションを渡して「使ってみて」と。そしてその後、純から彼とうまくいったという嬉しい報告が!
主人公は最初、性に関してまだまだ不安で自信がなく、「どうでもいいもの」と
思っていたはずです。仕事を通して、性に深く向き合おうとすることで、仕事も人間関係もスムーズに流れるようになった、これは同じように「どうでもいいもの」「なくても死なない」と性をとらえている方には性の意識を変えるプチきっかけになりそうなテーマだと思いました
性に対する意識を変えるプチきっかけ
夫婦間でも、長く付き合っているカップル間でも、ずばり「セックスレスを改善しよう」と言うのではなく、性に対する意識を変えるプチきっかけをどちらかが仕掛けると意外に相手の本心に目が届くのでは? プチきっかけは、それこそ様々です。温泉旅行でも、マッサージでも、セクシャルグッズでも、本でも、テレビのセックスレス特集でも、映画でも。
「女性の36%しか願望がない」のは俺のせいか?とふっと思った男性陣も、「一生なくてもいいもの」と思い込もうとしている女性陣も、ちょっと立ち止まって考えてくださいね。