それでは改めて、私がiPad Airを選んだ理由をご紹介しましょう。
軽くなったから常に持ち歩ける
今までのiPadと違うのは、この軽さです。軽いからこそ、常に持ち歩けますし、そしてカバンから取り出す手間を減らしてくれます。今までのiPadだと、その重さのせいもあって、「カバンから出すほどじゃないか」と起動するのを躊躇い、使う機会を制限してしまっていました。しかし軽くなったことで、ちょっとしたスキマ時間にも取り出して使うようになりました。
しかし、それだけならiPad miniの方がきっと良いでしょう。どんなに薄く・軽くなったと言っても、iPad miniの機動性には敵いません。iPad Airであっても、片手で操作するのは難しいですし、宙に浮かした状態での長時間の使用は結構キツいものがあります。
ただ、私がiPad miniを選ばないのには、明確な理由があるんです。それは、画面の大きさです。
画面が大きいからこそ使える用途がある
iPad miniになくて、iPadにあるもの。それは、画面の大きさです。iPad miniは、その機動性と携行性を高めるために、画面の大きさを犠牲にしました。それだからこそ便利な利用シーンがあるのも事実ですが、私の使い方ではiPadの大きさが必要なんです。その使い方の一つが、映画。本を読むならiPad miniでも全然良いのですが、映画を見るとなると話が別。私の好きな休日の過ごし方として、「iTunesで借りた映画を見ながらカフェでコーヒーをすする」と言うのがあるのですが、これにiPadが最高なんです。
他にiPadの画面の大きさが活きるのが、手書きアプリを使うときです。スタイラスペンによる手書きの心地よさは、iPadの画面サイズがあってこそ。あの大きさがあるから、ストレス無く手書きアプリを楽しめていると言えます。
そして、私が「iPadの画面サイズが必要不可欠だ」と思う最も大きな理由が、キーボードの大きさです。
ブラインドタッチができるのはiPadがギリギリ
私がiPad miniやNexus 7などのミニタブレットを愛用しない一番の理由は、キーボードの小ささです。iPadの画面の大きさだと、キーボードの領域が広く取られるために、ブラインドタッチが可能です。手元を見なくても大量の文章を書くことができるのは、iPadの画面サイズがギリギリなんです。
仕事柄、iPad miniもNexus 7も使うのですが、この2つではどうしても素早いタイピングができないんです。スムーズに打つことができないし、ミスタイプの数も多くなるんです。
「じゃあ外付けのキーボードを持ち歩けばいいのでは」と思わなくもないですが、余計な荷物は極力持ち歩きたくないですし、そこまでするぐらいならiPadを使えば良いと思うのです。
iPadのブラインドタッチには慣れが必要ですが、これは無理な技術ではありません。コツさえ掴んでしまえば、普通のキーボードのタイピングのようにスムーズに文字を打てるようになりますよ。
それでは最後に、各社タブレットをリリースしている中で、何故私がApple製品であるiPad Airを購入したのか、その理由をお話しします。
iPhone・Macとの互換性は重要
タブレットと呼ばれるデバイスは、iPadだけではありません。各社いろんなタブレットをリリースしてきましたが、私はそこに目もくれずiPad Airを購入しました。その理由は、iPhoneやMacとの互換性にあります。私はiPhoneとMacを変わらず愛用していて、これらとの連携を考えると、他のメーカーの製品にメリットを感じられないのです。
例えば、アプリ一つとってもそうです。今まで購入したアプリの中には、iPadでも使用できるものがいくつもありました。タブレットを購入したからと言って、すべてのアプリを新調する必要がない。これは経済的にも大きな助けです。
また、iPhoneやMacで使ったデータが、iCloudを経由して同期される。これも非常に便利です。例えばiPhoneで繋いでいるWi-Fiは、iPadで改めて設定しなくても自動的に接続できる。こういう便利さは、Apple社のデバイスで統一しているからこそなのです。
あとがき
決して安い買い物ではありませんでしたが、私はiPad Airを購入してよかったと感じています。iPhoneでもMacBook Airでも達成できない使い方が、iPadというデバイスだから可能。そういうシーンは意外と多いのです。もちろん、すべての人にとってiPad Airが最適だとは思いません。iPad miniでも良いかもしれませんし、タブレットというデバイス自体が必要ないかもしれません。
数多くのデバイスが市場に溢れていて、その中でもiPad Airが気になっている。そんな方にとって、今日のこの記事が少しでも参考になれば幸いです。