資産運用

タイ不動産投資に注目

前回のフィリピンだけでなく、これからの東南アジアで注目しているのがタイの不動産投資です。というのも、2015年のASEAN経済統合によって、最も成長が加速する国の一つがタイではないかと考えているからです。

午堂 登紀雄

午堂 登紀雄

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タイの不動産投資は有望か

前回のフィリピンだけでなく、これからの東南アジアで注目しているのがタイの不動産投資です。というのも、2015年のASEAN経済統合によって、最も成長が加速する国の一つがタイではないかと考えているからです。ASEAN域内の経済統合によって、関税撤廃・貿易の自由化など、自由に国境を移動できるようになることが、人・モノの流れを変えることになるでしょう。

タイは、西をミャンマー、北をラオス、東をカンボジア、南をマレーシアと接する、ASEANの中央に位置しています。そしてミャンマーとベトナムを結ぶ東西回廊、中国の昆明とバンコクを結ぶ南北回廊が交差するのがバンコクの北。地政学的にも有利で、まさに陸路物流のハブとなる可能性が高い。

南部経済回廊(第2東西回廊)の西端、ミャンマーのダウェー港の整備が進めば、欧州、アフリカ、中東、インドなど西側からの船を荷受けし、タイ国内(+ASEAN)に運べますから、マラッカ海峡を通ってマレー半島を迂回しタイのレムチャバン港まで行く必要がなくなります。物流コスト面で大きなアドバンテージになることが予想されます。

ミャンマーはまだインフラ整備が遅れているし、カンボジアは人口がタイの4分の1以下。それに仏教国のタイは親日的。地政学面だけでなく、インフラ面でも人口面でも一歩リード。だからなのか、日系企業の進出もすごい。すでに7000社以上が進出しているとも言われ、ASEANにおける日本人の人口はタイがナンバーワンです。

経済もリーマン・ショック後に少し落ち込みましたが、すぐに回復し、失業率はなんと0.7%という低さです。仕事を求めて隣国のミャンマーやカンボジアから人が集まっています。洪水をものともせず、不動産価格が上昇しています。
タイ、これは来るんじゃないか!?

もちろんASEAN統合はわかっていたはずですが、なぜ今になってなのか?2つ課題がありました。

ひとつは管理会社の問題。テナント付け、日々の管理、申告納税のサポート、売却のサポートが日本語ででき、それが高いクオリディで、提供できる現地企業がなかなか見つけられなかったこと。現地でも、買ったはいいけどテナント付けに苦しんだり、家賃回収を自分でやらなければならなかったり、売却をどうすればいいか困っている日本人がたくさんいます。しかし最近、これをクリアしてくれそうな会社を見つけました。

もうひとつは、タイでは外国人はローンが使えないという点です。
全額キャッシュが寝るのはちょっとしんどいですし、バンコク市内ではもはや数千万円もします。外国人でもローンが組めるマレーシアに人気が集中しているのもわかるような気がします。それがようやく、外国人でもローンが使えるようになったのです。プレビルド(プリセール)物件なら、完成直前に売却すれば、ローンを使わなくても、もっと資金が少なく売却益が得られる可能性が高い。

まだまだ住宅価格は上がる(可能性がある)。そして、投資環境も整ってきた。
チャンスではないでしょうか。
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