生垣として基本的なこと
生垣は仕切りや侵入制御などの機能が求められます。ならば別の資材を用いてもよいでしょうが、あえて植物を用いるのは、身近に植物をおくことで情緒の安定に寄与するからです。それともうひとつ、景観の向上です。生垣に求められるのは第一に丈夫であるということです。したがって次のような特性に着目して樹種を選定することです。
・環境に対する適応性が高いこと
・生長力旺盛で枝葉が密生すること
・密生に耐えられること
・病虫害への抵抗性が高いこと
・強い刈り込みに耐えられること
主には、レッドロビン、アラカシ、アベリア、トキワマンサク、サザンカ、ドウダンツツジ、ギンバイカ、ヒイラギモクセイ、などがあげられます。
しっかり刈り込んで形を作っているレッドロビン
冬期も侵入制御の役割を保持する落葉樹のドウダンツツジ
資料:生垣図鑑(経済調査会発行)