■調査期間:2013年10月17日(木)~2013年10月19日(土)
■調査対象:1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)在住の20~59歳男女計800名
【CONTENTS】
Page 1:◆ファッションで影響を受けていること
Page 2:◆90年代ファッション復活をどう思う?
Page 3:◆ファッションの流行は何年周期?
今回のアンケート調査では、いろいろと面白い消費動向やおしゃれ心理が浮かび上がってきました。自分が属する世代やほかのジェネレーションがどんなファッション意識を持っているかが分かれば、自分らしいおしゃれの向き合い方の参考にもなりそうです。
若者がファッションを参考にするのは身近な人。
年齢を重ねるにつれて、自分らしいスタイルが確立
「あなた自身のファッションのコーディネートや衣料品購入に際して影響を及ぼしていることは何ですか?」という質問に対する回答で、「当てはまるものはない」を除いて最も多かったのは、「身近な人(同僚や友人など)のファッション」(33.9%)で、多くの人が周囲の人達の着こなしを参考にしている様子がうかがえます。「テレビ番組や雑誌記事」(28.5%)、「ファッション・ブランドの広告」(27.8%)がともに3割近い水準で続き、メディアや広告の影響力が小さくないことを示しています。ただ、最多の「当てはまるものはない」は3割を超える36.5%に達していて、特定の情報に頼りきらず、自分なりのおしゃれ感覚を大事にしてマイスタイルを選んでいる人が相当数いることや、出回っているファッション情報に物足りなさを覚えている層が少なくないことを感じさせます。年齢別で見ると、それぞれのジェネレーションごとにかなり差があることが分かります。たとえば、全体では最多だった「身近な人」の影響は20~24歳では55.4%で、最も重要な決め手になっているのに、35~39歳では28.6%と、半分近くに下がり、仲間目線を気にする度合いの変化をにじませています。「芸能人やセレブリティのファッション」の影響度も20~24歳では37.5%と高いのに、45~49歳では8.8%と、1けた台にまでダウン。年齢を重ねるに従って、徐々に自分らしいスタイルが確立していき、テレビや雑誌をにぎわす有名人の着こなしをそのまま真似しようとはしなくなる傾向を裏付けているように見えます。
日本職人による手作りアイテムに興味を持つ
「新しい日本文化の創造」をテーマに誕生した純日本製バッグブランド「BARCOS J Line」
(参考記事: 日本職人技×アート美の結晶バッグ)
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