まずは、岡山県・倉敷市。
美観地区の街並みがとても美しく、散歩だけでも幸せな気持ちになります
東京からなら飛行機がおすすめ
東京からのアクセスは、飛行機か新幹線ですが、子連れにおすすめは飛行機。新幹線はのぞみで3時間ちょっとかかりますので、小さな子どもは特に退屈してしまうかもしれません。飛行機なら羽田-岡山間が1時間20分ほど。とはいえ、飛行機となると、コストが気になるところですが、JALやANAの「特別割引」や「早期割引」のようなサービスを上手に利用すれば、新幹線とほぼ同額での航空券入手も可能です。
空港から倉敷市内まではバスで35分ほど。ただしバスの本数は少ないので注意が必要です(タクシーの場合は片道5,000円程度です)。
倉敷の街並みを楽しもう!
白壁のレストランや雑貨屋さんが並びます
倉敷での楽しみは、なんといってもお散歩。「美観地区」と呼ばれる、街並保存地区をはじめとする、昔ながらの趣が残る美しい地域です。このあたりには、おもに江戸時代から明治時代までの建物が中心に残っているそう。
ふと立ち寄ったうつわ屋さんのおばあちゃんによると、この地区の街並みが残ったのは、第二次世界大戦の空襲を免れたからとのこと。美観地区には「大原美術館」があり、ここに名画があると知っていた敵軍が、倉敷を空爆しなかったそうです。
白壁の街並みは、現在はレストランや雑貨屋さんになっており、古い町並みを生かして、今も人々が暮らし、商いをする様子がとても美しく、これらを見ながらのお散歩にぴったりです。ランチやお茶をいただくのにもいいですね!
また、美観地区を流れる倉敷川では、川舟に乗ることもできます。チケットは当日券のみ。「倉敷館」で何時の便に乗るか予約ができます。舟からの景色も素晴らしいですが、船頭さんの観光案内にも注目。倉敷の歴史を少しだけ学べます。
こちらが川舟
美しい景色の中をゆったりと進んでいきます
倉敷らしい宿「くらしきの宿 東町」
せっかく倉敷なのだから、宿泊も倉敷らしさを満喫したい!そんなかたにぴったりなのが「くらしきの宿 東町」。明治時代の呉服屋さんを改築した建物がそのまま旅館になっています。夕食はお部屋でゆっくり
夕食はお部屋に出してくれるので、子連れにも安心。朝食時はベビーチェアをお貸出しいただけました。
「くらしきの宿 東町」。美観地区からすぐ近く。倉敷駅からはタクシーで1000円ちょっとの場所です
建築はもちろん、中庭も長い時間を感じる、素晴らしい場所でした
おまけ情報ですが、倉敷駅のすぐ近く(直結)のショッピングセンター「アリオ倉敷」には、遊具のある大きな広場があり、子どもを思いきり遊ばせるのにぴったりです。
さらに「アリオ倉敷」の中にある本屋さん『福家書店 だびんち★きっず』は、子ども向けの本が豊富で、とてもワクワクしました。ランチやおむつ替えがてら、アリオ倉敷に立ち寄るのもおすすめです!
訪れたのは7月。「アリオ倉敷」の広場にはクマゼミがたくさんいました。広場内の小川は水遊びも可
次ページでは、広島県・尾道としまなみ海道をご案内>